2012年までスマホの歴史を遡る

ともあれ、2013年はスマートフォンの"ツートップ"が確立された年であると、小生は思うのである。

では、2014年がどんな年になるのかというと、"プランの見直し"が活発に行われるのではないかと推測する。もともとの日本の携帯電話市場は、"二年縛り"という厄介な魔物に取り憑かれており、二年内に離縁を申し込めば手痛いダメージを負う(財布に)ことになる。従って、二年ごとの契約見直しというのがスタンダードなわけだ。といっても、これがフィーチャーフォンなら、二年以上使い続けても端末によほどの問題が発生しない限り、契約の見直しや機種変更といったことをしなくてもよかった。しかし、歴史の浅いスマートフォンはそうもいってられない。具体的には、黎明期の端末が酷すぎたのだ。おもにバッテリ性能が。

まず、一日中使えない。数時間でバッテリが切れるなんて話はよく聞いたし、アプリのインストールができない(容量不足)というのもあった。今思えば"高いおもちゃ"だったなぁと。それが昨今まともに使えるデバイスへと昇華されたわけで、こうなってくると買い換え需要が高まる。

日本におけるスマートフォンの原点を「Xperia SO-01B」(2010年4月発売)とするならば(Android端末だけという視点であれば2009年の「HT-03A」になるかな?)、2012年が1回目の、そして2014年が2回目の買い換えタイミングになる。

「ヱヴァンゲリヲンケータイ」(SH-06A NERV)が発売された年、コッソリと発売された「HT-03A」。影が薄かったけど、日本初のAndroid端末

Android端末の発展はまさにコイツから始まったといっても過言ではない

2012年を一言で表すなら"ブランドの乱立"というのが相応しい(2013年は"タブレットの台頭"かな?)。そのくらい多くの端末が発表された。これは2011年からの流れともいえるが、日本だけでなくグローバルな視点でも同じようなことがいえるだけに凄いことだ。

というわけで、Androidの黎明期から端末を購入している人、そして普及期ともいえる2012年に端末を購入している人にとっては、2014年は買い換えタイミングとしてはベストなのである。