というわけで、スマートフォンをこれから購入したいという人に対して、iPhoneもしくはXperiaを購入しておけば"とりあえず"間違いはないといえるのは凄いことなんじゃないかな? iPhoneはある程度できあがった状態で参入してきたけれど、Xperiaは日本市場において、Android黎明期から共に育ってきたという実績"は"ある。

しかし"海の物とも山の物ともつかない"状態(Android黎明期は多くの編集部でiPhoneの模倣デバイス的な扱いをされてきた……と思う。たぶん)でやってきただけに、不安定な状況であった。しかも、短期間に複数端末を展開する(海外に目を向けると、日本では発売されていない端末が数多くある)などの迷走ぶり。それが今や、AndroidならXperiaといえるほどの"安心感""安定感"のあるブランドに育った。

あえてハードウェアに言及すると、ソニーの"Gレンズ"を採用してトコトン"カメラ"を強化した点は、スマートフォンにおけるカメラの重要性を"強く意識"しているというアピール(差別化しないとコンデジが売れなくなるけど、どうするんだろう? 小生きになりますッ!)であり、端末の付加価値を高めるものとなっている。

まぁ、日本市場では販売されていないWindows Phone「Nokia Lumia 1020」は、約4,100万画素のカメラ(撮像素子)を搭載しているので、スペック戦争的な意味ではベストワンっていう話ではないんだけどね。