中国のLenovoは17日、OSにAndroid 4.2(Jelly Bean)を採用した10.1インチのノートPC「Lenovo A10」を発表した。AndroidデバイスをノートPCとして活用できるように、独自のユーザーインターフェイスとファイルマネージャーでAndroidをカスタマイズしており、ノートブックモードとスタンドモードの2つのスタイルで使用できる。

A10は、10.1インチ(1366 x 768)の液晶ディスプレイ、フルサイズのキーボードを備える。ディスプレイは10ポイントのマルチタッチ・スクリーン。キーボードは、ホーム、画面ロック、機内モード、アプリ切替、検索などAndroidのシステム機能に直接アクセスできるキーを装備する。タッチ操作とキーボード/タッチパッドのどちらでも快適にAndroidを操れる。また、キーボードを最大300度まで回転させられるようになっており、キーボードとタッチパッド/マウスでの操作に適したノートブックモードから、タッチ操作や動画・写真の鑑賞に適したスタンドモードへと変化する。ノートブックモードではタスクバー、ステータスバー、アプリラウンチャー、ファイル管理ツールを使って、PCを利用する感覚でデスクトップやアプリライブラリ、ファイルや各種コンテンツにアクセスできる。

ノートブックモード

スタンドモード

プロセッサはRockchip RK 3188 Cortex-A9 (クアッドコア、1.6GHz)。RAMは1GBまたは2GB。ストレージは16GBまたは32GBのSSD。インターフェイスは、USB 2.0ポート×2、HDMIポート、microSDカードスロット、コンボオーディオジャックなど。Wi-Fi、Bluetooth、ステレオスピーカー、マイクなどを備える。最厚部でも17.3ミリと薄く、重さは1キロ弱。バッテリー駆動時間は、連続動画再生で最大9時間となっている。