Alcatelの「ONE TOUCH Fire」

米Mozillaは10月9日(米国時間)、「Firefox OS 1.1」を発表した。スマートフォンとして不足していた機能、使い勝手を向上させる機能を追加し、パフォーマンスを改善させる。Firefox OS端末ユーザーからアップデートの提供を開始し、その後に開発者向け端末にも提供する。

バージョン1.1では、シンプルに端末を操作するための機能が数多く追加されている。例えば、キーボードにミススペルの自動訂正機能が加わった。連絡先とカレンダーが改良され、連絡先はGmailおよびHotmailからのコンタクトのインポートに対応し、通話履歴やメッセージからも直接メールアドレスや電話番号を追加できる。カレンダーでは時間帯をタップするだけで簡単にイベントを作成でき、イベントのリマインダが可能になった。

ブラウザから画像/動画/オーディオを簡単に保存できるようになり、メールアプリでも添付の動画とオーディオをダウンロードできる。メールアプリにはほかにも、下書き機能、画像添付機能が追加された。またメッセージがMMSに対応する。検索機能も改良されており、音楽アプリに音楽検索機能が統合され、コンテンツ検索に適したAdaptive app検索がホーム画面の中心に配置された。パフォーマンスについては、アプリの起動時間が短くなり、よりスムースにスクロールできるようになったという。開発者向けの新機能は少ないが、要望の多かったプッシュ通知APIが公開された。

Firefox OS搭載端末は、スペイン、コロンビア、ベネズエラ、ポーランドなどで販売されている。第4四半期にはブラジルを含むいくつかのラテンアメリカ市場、ハンガリー、セルビア、モンテネグロなどでも発売される予定だ。