iOS 7の新機能「コントロールセンター」は、画面下端を上方向へフリックすると現れる操作パネル。Wi-FiやBluetoothといった通信機能のほか、画面輝度の調整、音楽再生アプリの選曲、タイマーや電卓といったアプリのボタンが配置され、すばやく起動することができる。よく使う機能への入口を1カ所に集中させる、それがコントロールセンターの狙いだ。

コントロールセンターは、iOSが起動してさえいれば、いつ/どこでも呼び出すことができる。ホーム画面はもちろんのこと、アプリ起動中でもロック状態でも、画面下端を上方向へフリックすればいい。ロック状態でもパスコードの入力や指紋認証を求められないため、セキュリティ面の不安を訴える声もあるが、個人情報とは直接関係のない機能ばかりが選ばれている。

しかし、アプリ起動中でも呼び出せることは賛否両論だ。アプリによっては画面下部に操作ボタンを配置しているので、それをタップしようとしたところコントロールセンターが……という状況は大いにありうる。ロック画面でも呼び出せることは便利だが、すべてのアプリで呼び出せることについては正直微妙かも、というユーザは少なくないことだろう。

そこでお勧めしたいのが、アプリ使用時にはコントロールセンターを開かせない設定だ。画面下端をタップしてもなにも起こらないため、アプリの画面をフルに使うことができる。これで、アプリを操作しようとしたところコントロールセンターが開いてイライラ、という事態は起こらなくなるはずだ。

操作手順をカンタン解説

1 iOS 7の新機能『コントロールセンター』。よく使う機能への入口を1カ所に集中させた操作パネルだ

2 コントロールセンターの利用を制限する場合は、『設定』を起動して「コントロールセンター」をタップする

3 「App内でのアクセス」スイッチをオフにすると、アプリ起動時にコントロールセンターが起動しなくなる

(提供:iPad iPhone Wire)