「Endurastar J4K320」シリーズ

HGSTは9月30日、カーナビなど車載情報サービス市場向けのHDD「Endurastar J4K320」シリーズの出荷を開始した。同市場向けHDDでは6世代目となり、80GB / 100GB / 200GB / 250GB / 320GBモデルをラインナップする。

車載用途のHDDは、一般的なIT向けのHDDとはことなり、厳しい環境下でも使える高い耐久性が求められる。今回のEndurastar J4K320シリーズは、高度5,500メートル、温度範囲で-30度~+85度、耐衝撃性で300G(非動作時は800G)を誇る。また、HGSTが特許を持つ、「高度や温度変化による磁気ヘッドの円板からの浮上高さ変動を補正するTFC(Thermal Fly-height Control)技術」が用いられている。

主な仕様は、ディスク(プラッタ)枚数が1枚、ヘッドが2本、平均シーク時間(リード)が13ms、回転数が4,260rpm、最大データ転送速度が750Mb/s、インタフェースがSATA 1.5Gbps、バッファ容量が8MB。

消費電力は、スタートアップ時(最大)が6.5W、リード/ライトの平均値が2.15W、アイドル時が0.8W、スタンバイ時の平均値が0.2W、スリープ時が0.14W。動作音はアイドル時が2.4bels、シーク時が3.0bels。本体サイズはW69.85×D100.2×H9.5mm、重量は97g。