ネットワンシステムズは9月27日、シリコンフォトニクス技術を搭載したルータを開発するCompass Electro-Optical Systems(Compass-EOS)と国内初の販売代理店契約を締結したと発表した。

シリコンフォトニクス技術は、電子回路だけだった半導体(シリコン)チップ上に光回路を実現する技術。Compass-EOSが商用化したシリコンフォトニクス技術「icPhotonics」は、Compass-EOSが開発したシリコンチップ同士を直接光ファイバで接続することによってルータ内のモジュール間における光通信を実現する。

シリコンフォトニクス技術「icPhotonics」を実現するシリコンチップ

Compass-EOSが開発するルータは、「icPhotonics」を、ネットワーク・インタフェースを担当するラインカードに搭載することによって、通信速度の向上、機器のサイズの削減、電力消費量の削減などの効果を得られる。

なお、シリコンフォトニクス技術を搭載したCompass-EOSのルータ「r10004」は、高さが6RU(26.67cm)、システム容量が800Gbps、消費電力が平均3.0kWとなっている。

「r10004」