ライカカメラジャパンは9月8日、コンパクトデジタルカメラ「ライカC」を発表した。発売は10月で、価格に関しては現時点で未定となっている。

「ライカC」

コンパクト機ながら、開放F2.0の大口径レンズ「ライカDC バリオ・ズミクロン f2.0-5.9/6-42.8mm ASPH.」や1/1.7型と大きなサイズのMOSセンサーを搭載するモデル。広角28mm(35mmフィルム換算時)からの7.1倍ズームが可能となっており、ポートレートから風景撮影など、多様な用途に活用できる。また、Wi-Fi(無線LAN)接続やNFC(Near Field Communication:近距離無線通信)を用いた通信機能を、ライカ製デジカメとして初めて搭載した。撮影した画像をWi-Fi経由でスマートフォンやタブレット端末に転送したり、スマートフォンなどから本製品をリモート操作したりできる。

デザインはアウディを手がけるデザインチームが担当し、スリム・コンパクトなサイズにマッチするスタイリッシュな外観に仕上げられた。ボディカラーはライトゴールドとダークレッドの2色が用意される。

そのほか、フルHD(1,920×1,080ドット)での動画撮影機能や、晴天の屋外など液晶モニターで被写体を確認しづらい場合に便利な電子ビューファインダー(EVF)を備えている。

主な仕様は、撮像素子が有効1,210万画素の1/1.7型MOSセンサーで、レンズが焦点距離28~200mm(35mmフィルム換算時)の光学7.1倍ズーム、開放F値がF2.0~F5.9。ファインダーは約20万ドットの液晶方式で、背面のモニターは約92.1万ドット・3型の液晶となっている。

利用可能な記録メディアはSD/SDHC/SDXCメモリーカードおよび内蔵メモリ(約87MB)。記録形式は静止画がRAW、JPEG、MPOで、動画がAVCHDおよびMP4。バッテリーはリチウムイオン充電池。

サイズは約W103×D28×H63mm、重量は本体のみで約173g、バッテリーとメモリーカードを含む状態で約195g。

製品には画像処理ソフト「Adobe Photoshop Lightroom」が付属する(オンライン登録後にダウンロードして入手)。

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