パナソニックは5月14日、デジタルカメラ「LUMIX(ルミックス)」シリーズの新モデル「DMC-LF1」を発表した。発売は6月20日で、価格はオープン。推定市場価格は50,000円前後となっている。

「DMC-LF1」

開放F2.0のLEICA DC VARIO-SUMMICRONレンズや1/1.7型と大きなサイズのMOSセンサーを搭載するハイエンドコンパクト機。LEICA DC VARIO-SUMMICRONレンズは、7面4枚の非球面レンズとEDレンズ1枚が用いられており、大口径化・小型化を実現している。従来の非球面レンズによる収差補正に加え、色収差も良好に補正する硝材を採用することで、画面周辺部まで高い解像感を得られるようになった。また、撮像素子に高感度MOSセンサーを採用し、拡張設定でISO12800までの高感度撮影に対応している。

モニターで確認しながらの撮影が難しい晴天時の屋外撮影に便利な電子ビューファインダーや、マニュアル撮影に便利なコントロールリングを搭載するなど、上級ユーザーのニーズに応える機能を備える。コントロールリングでは、撮影モードに応じてズーム、ISO感度、絞り、シャッタースピードなどの調整を行うことが可能だ。

また、Wi-Fi(無線LAN)接続やNFC(Near Field Communication:近距離無線通信)を用いた通信機能を搭載しており、撮影した写真をスマートフォンやタブレット端末へ転送したり、スマートフォンからリモート操作で撮影したりすることができる。

画像処理エンジンは新開発の「ヴィーナスエンジン」を採用。2次元ノイズリダクション、マルチプロセスノイズリダクションが効果的なノイズ低減が可能となり、高感度撮影でも高画質を実現する。

主な仕様は、撮像素子が有効1,210万画素の1/1.7型MOSセンサーで、レンズが焦点距離28~200mm(35mmフィルム換算時)の光学7.1倍ズーム、開放F値がF2.0~F5.9、対応感度がISO80~ISO6400(拡張設定でISO12800に対応)。ファインダーは約20万ドットの液晶方式で、視野率が100%、背面のモニターは約92万ドット・3型の液晶となっている。

利用可能な記録メディアはSD/SDHC/SDXCメモリーカードおよび内蔵メモリ(約87MB)。動画の記録形式はAVCHDおよびMP4で、動画の記録画素数は最大1,920×1,080ドット/60i。バッテリーはリチウムイオン充電池、CIPA準拠の撮影枚数は約250枚となっている。

サイズはW102.5×D27.9×H62.1mm(突起部を除く)、重量は本体のみで約170g、バッテリーとメモリーカードを含む状態で約192g。

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