米Wall Street Journalによれば、現在Appleは6インチサイズのiPhoneのテストを行っているという。現行モデルの4インチサイズより大きいiPhone発表の可能性は以前にも英Reutersによって報じられていたが、こうした報道が増えたことで、Appleが少なくとも大画面スマートフォンの可能性について検討しているとの信憑性が高まったといえる。

以前のReutersの報道では「5インチ以上のサイズ」に言及されていたが、今回WSJによれば「6インチ」とサイズを特定しているわけではなく、「4.8~6インチ」と若干幅がある。1つ確実なのは、大画面スマートフォンにどの程度需要があり、もし製品化が行われる場合にどのサイズが適当なのかを、比較的実現レベルで検討し始めた兆候だといえるかもしれない。なお、来週9月10日にはスペシャルイベントが米カリフォルニア州クパチーノにある米Apple本社内で実施されることが予告されており、ここでは現行モデルの後継機にあたるiPhoneのほか、同社にとっては初めての試みとなる「廉価版iPhone」の発表が行われるとされている。大画面iPhone、そしてNTTドコモや中国移動通信(China Mobile)でのiPhone取り扱い開始の噂と合わせ、Apple内部で何らかの戦略的変化が起きつつあることが予想される。

なお、来週発表が噂されるモデルについて、WSJでは現行モデルと同じ「4インチ」であり、上記大画面モデルの登場はもうしばらく先となりそうだ。なお、Appleが可能性として最も興味を示していたのは「4.8インチ」サイズのものだったと、関係者は語っているという。