8月29日に発売されたプレイステーション3用ソフト『ジョジョの奇妙な冒険オールスターバトル』発売前夜祭が前日の28日、東京・恵比寿ザ・ガーデンルームにて行われた。

左から興津和幸、『ジョジョリオン』担当編集の山内智氏、開発プロデューサー・新野範聰氏、サイバーコネクトツー代表取締役社長・松山洋氏、ケンドーコバヤシ、羽多野渉、真殿光昭

『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』は、1987年から連載がスタートし、現在も漫画誌『ウルトラジャンプ』(集英社刊)誌上で連載中の荒木飛呂彦氏による人気漫画『ジョジョの奇妙な冒険』の世界観を忠実に再現した、"スタイリッシュ対戦格闘ジョジョアクション"ゲーム。第1部『ファントムブラッド』から最新の第8部『ジョジョリオン』まで、シリーズに登場する主要キャラクターが総登場する。プロモーション動画の再生数は1,600万回を越え、8月20日時点の「2013年 Amazon.jp ゲーム総合ランキング」ではNo.1セールスを記録。ゲーム化にあたり、本作では荒木飛呂彦氏の魅力的な絵のタッチを3DCGで忠実に再現。『ジョジョ』を象徴するジョジョ立ち、斬新な擬音、独特な台詞まわしの表現に徹底的にこだわり、対戦による勝敗を目的とするだけでなく、プレイ中に登場するキャラクターの個性や戦闘スタイルを捉えた演出などが大きな注目を集めている。

『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』のゲーム画面

イベント開始を告げるカウントダウン後に登場したのは、バンダイナムコゲームスの『ジョジョの奇妙な冒険オールスターバトル』開発プロデューサー新野範聰氏と、開発ディレクターでありサイバーコネクトツーの代表取締役社長・松山洋氏、そして『ジョジョ』をこよなく愛するお笑い芸人、ケンドーコバヤシ。すっかり岸辺露伴のコスプレが板についた松山氏は「本当に……なんて遠い回り道」とジョニィ・ジョースターの名台詞を述べた後、「本ソフトを開発・発売できることを高校時代の自分、少年ヒロシに教えてあげたい。まさか岸辺露伴の姿でこんな祭りが行えるなんて」と感慨深げな表情を見せていた。その後、声優の興津和幸(ジョナサン・ジョースター役)、羽多野渉(東方仗助役)、真殿光昭(東方定助役)の3名がジョジョ立ちで登場。ファンの大声援を受け、本ソフトのプレゼンテーションとトークショーがスタートした。

プレゼンテーションで特に注目されたのは、オンライン専用の「キャンペーンモード」。このモードは、定期的に無料配信される追加データパックをダウンロードしてプレイできるCPUとの対戦モードで、すでに第1弾「杜王町に巣くう闇」の配信が開始されている。「探索」や「バトル」を行いながらゲームを進めることで「カスタマイズメダル」を獲得。挑発や勝利時のセリフ、アクションポーズ、擬音、衣装カラーなど自分のキャラを自由に変更できるようになるという。

ステージ後方から登場した開発陣と、ジョジョ立ちで登場したゲスト陣
新野氏は「『長く遊べる』が本作のテーマ。大量のメダルを用意しているのでじっくりプレイしてほしい」とアピール

その後、ゲストによるゲーム対戦コーナーに突入し、まずは興津(使用キャラ:ジョナサン・ジョースター)と羽多野(使用キャラ:東方仗助)の"中の人"対決に。ジョナサンの「波紋疾走」(オーバードライブ)と、仗助の「ドラララ」ラッシュの乱打戦が続き、体力のわずかの差で羽多野が勝利した。この戦いを観戦していたケンコバは「いくら思春期とはいえ、ご先祖様をあんな風にするなんて」と何とも気の利いたコメント。さらに真殿が「実は羽多野君、誰よりも早く会場にきてプレイしてました」と密告し、会場は笑いに包まれた。

続く2回戦はケンコバ(使用キャラ:エルメェス・コステロ)と真殿(使用キャラ:東方定助)の戦いに。小技を繰り出すエルメェスに対し、定助は視力を奪う「ソフト&ウェット」で対抗。最後は「ソフト&ウェット」で定助が勝利フィニッシュ……と、ここで広瀬康穂が登場し、さらに東方常秀が石を持ってトドメをさすという「シチュエーションフィニッシュ」(特定の条件で発生)が発動することになる。松山氏は「原作では実際に石を振り下ろすことはなかったが、せっかくなので彼には振り下ろしてもらった」とゲームならではの楽しみ方を紹介し、来場者を驚かせた。……続きを読む