そのうちの大きなものの1つが「Restricted Profile」と呼ばれる他のユーザーの利用制限を設定できるマルチユーザー機能で、これを使うと子供のアカウントに対してペアレンタルコントロールを設定できたり、あるいはPOSやKIOSKといった特定用途向けの状況で機能制限をかけたりと、Androidをより汎用目的で活用できるようになる。
このほか、OpenGL ES 3.0のサポート、Bluetooth Smart (Bluetooth Low Energy: BLE)への正式対応、DRM APIという動画配信向けのAPIセット、電話ダイヤルでの自動補完機能などが含まれている。またAndroid 4.3固有の機能ではないものの、HangoutsやDrive、Chrome、Mapsなどのアプリが機能強化されているほか、Google PlayでのGame Servicesのコンテンツ拡充など、全体に利用環境が整いつつあることがGoogleから報告されている。
また興味深いアナウンスとして、Textbooksという電子教科書の配信サービスがある。大手教科書出版5社との提携で電子教科書をAndroidデバイスで利用するためのサービスで、購入または半年レンタルでの教科書導入が8月以降行える。