米Hewlett-Packardは、中国・北京で開催中のプライベートイベント「HP WorldTour」において、21.5型ディスプレイを搭載した巨大な液晶一体型Androidマシン「HP Slate 21 All-in-One(AiO)」を発表した。Androidを搭載しながら、WindowsデスクトップPCのような感覚で利用できる。

HP Slate 21 All-in-One

HP Slate 21 AiOは、液晶ディスプレイに21.5型フルHDのIPSパネルを採用した液晶一体型マシンで、プロセッサはクアッドコアのTegra 4、OSはAndroid 4.2を採用する。ディスプレイはタッチパネルを備えるほか、ディスプレイ全体を70度の位置まで傾けて利用することができる。

Androidを搭載した21.5型フルHD搭載のデスクトップマシン

Androidアプリを21.5型の大画面で利用できる。マルチタッチももちろんサポート

画面下部にはスピーカーを備え、DTS Sound+を搭載したことで迫力のあるサウンドを出力。マウスやキーボードは、Bluetooth接続とUSB接続で利用でき、KingsoftのOfficeアプリもプリインストールしている。複数ユーザーの切り替えもサポート。本体上部にWebカメラ「HP TrueVision HD」を備えており、顔認証によるロック解除が可能。

Wi-Fi Directによるデータ交換、HPのワイヤレスプリントにも対応。通常のデスクトップのような感覚で利用できる。米国では359ドルで発売予定だ。日本国内での発売時期や価格は未定。

本体側面

本体背面にはSDカードスロットとUSBを備えている

液晶下部にはスピーカーを配置

液晶を傾けて利用することもできる