両モデルともキーボードを搭載したモバイルドッグに接続してノートPCのように利用でき、キーボードを外すとタブレットとして使えるTransoformerシリーズの新製品となる。

Transormer Pad Infinity

主なスペック

Transformer Pad Infinityは、10.1インチ2,560×1,600ドットという高解像度液晶を搭載したAndroidタブレット。IPS方式で178度の視野角を実現している。NVIDIA Tegra 4 1.9GHzクアッドコアプロセッサを搭載し、72コアのGeForceによって高解像度の映像も高度な3Dゲームもスムーズに描画できる。

高解像度の液晶を搭載したタブレットと外付けのキーボード

モバイルドッグのキーボードは再デザインされたほか、マルチタッチ対応のタッチパッド、USB3.0ポートも搭載する。従来どおりバッテリも内蔵しており、タブレット側の電池がなくなっても、モバイルドッグの電池を使って駆動する。

そのほか、5メガピクセルのメインカメラ、1.2メガピクセルのフロントカメラ、32GBのストレージ、2GBのメモリ、SDXCカードスロット、Miracast対応のデュアルバンド無線LAN、Bluetooth 3.0などを搭載する。HDMI経由で4K映像を楽しむことも可能。発売日などの詳細は明らかにされなかった。

Transformer Book Trioは、「1台3役」(Shih会長)のタブレット端末で、タブレット、モバイルドッグ接続のノートPCに加え、デスクトップPCとしても活用できるという。

ディスプレイは11.6インチフルHD液晶で、OSにはAndroid 4.2を搭載。Intel Atom Z2580(Clover Trail+) 2GHzを搭載しており、ストレージは最大64GB。

Transformer Book Trioを持つShih会長

最大の特徴は、モバイルドッグ側にWindows 8を搭載する点。Intel Core i74500Uを搭載し、最大1TBのHDDを備える、「デュアルCPU、デュアルOS、デュアルストレージ」が大きな売りだ。モバイルドッグに装着してAndroidノートとしても利用できるし、キーボードの切り替えボタンを押せば、すぐにWindows 8に切り替わり、Windowsノートとして利用できる。逆にドッグから外すと、タブレット側は自動的にAndroidに切り替わる。

主なスペック

このモバイルドッグをディスプレイに接続すると、Windows PCとして利用でき、デスクトップマシンとして使えるようになる。これが「1台3役」の使い方だ。ドッグ側は標準のWindowsなので、据え置きマシンとしても利用できるわけだ。

タブレット、ノートPC、デスクトップPCとして使える

AndroidとWindows、どちらのアプリも利用できる

Transformer Book Trio

本体側面

ノートPC状態だと天面、タブレットとしては背面にあたる

Windowsの状態でモバイルドッグから取り外すと、瞬時にAndroidに切り替わる

キーボードで切り替えることも可能

切り替えスイッチはF12の隣にある

もちろん、タブレット側の電池とドッグ側の電池を使った長時間駆動も可能で、Androidの場合は15時間まで利用できるという。こちらも発売日などの詳細は明らかにされなかった。

AndroidとWindowsの切り替えの動画。Windowsの状態でキーボードから取り外すと、瞬時にAndroidに切り替わる。キーボードに装着するとAndroidのままだが、切り替えボタンを押せばWindowsになる