台湾ASUSTeK Computerは6月3日(現地時間)、台湾・台北で開催されるCOMPUTEX 2013の開幕を前に、Android搭載スマートフォン「ASUS Fonepad Note FHD 6」などの新製品を発表した。ASUSのJonney Shih会長は、「みなさんのデバイスをトランスフォームする。そしてみなさんの生活を変える」と話し、単なる単体の製品ではなく、家庭のコンピューティング環境を変化させる製品群を投入する考えだ。

Fonepad Note FHD 6を持つJonney Shih会長

Fonepad Noteは、6インチフルHDのSuper IPS+ディスプレイを搭載したスマートフォン。プロセッサは1.6GHz駆動のIntel Atom Z2560(Clover Trail)を採用。OSはAndroid 4.2を搭載する。ストレージ容量は16GBまたは32GBで、ASUS Webstorageが5GB提供される。2GBのメモリ、8メガピクセルのメインカメラと1.2メガピクセルのフロントカメラを搭載。本体前面のステレオスピーカーを備え、スタイラスペンも付属する。バッテリ容量は3,200mAh。通信方式は下り最大42MbpsのHSPA+をサポート。無線LAN、Wi-Fi Direct、Bluetooth 3.0もサポートする。

Fonepad Note FHD 6の主なスペック

スタイラスペンを使った手書きメモやスケッチ、各種操作が可能。画面側にステレオスピーカーを配置し、高音質化技術「SonicMaster」を搭載したことで、ゲームやビデオ視聴時に迫力ある音響を楽しむことができる。Shih会長は、Fonepad Noteを「3Gの電話機能を搭載したポケットサイズのタブレット」と表現。発売日や価格など、詳細については今回明らかにしていない。

シンプルなデザイン。6インチで、ギリギリ片手でも持てる大きさ。ちなみにこれを持っているのは女性

スタイラスも付属する

スタイラスはこの位置に挿入する

本体背面

7インチHDディスプレイを搭載した「ASUS MeMO Pad HD 7」も発表。Android 4.2を搭載した軽量タブレットで、寸法・重量が120.6×196.8×10.8mm・302gと薄型軽量なのが特徴。プロセッサはARM Cortex A7のクアッドコアで、5メガピクセルのメインカメラ、1.2メガピクセルのフロントカメラ、SonicMaster技術が搭載されたフロントステレオスピーカー、Bluetooth 4.0といった機能を備える。バッテリ駆動時間は10時間。

ASUS MeMo Pad HD 7

主なスペック

カラーバリエーションはブラック、ホワイト、ピンク、グリーンの4色展開。価格は16GBモデル149ドル、8GBモデル129ドル。Shih会長もひときわ強い声で、Nexus 7より低価格をアピールする。2013年7月から順次発売する。

4色カラー展開で低価格さをアピール

本体背面

このほか、10インチクラスのタブレット製品として、「ASUS Transformer Pad Infinity」「ASUS Transformer Book Trio」も発表した。