mmbiが運営するスマホ向け放送局「NOTTV(ノッティーヴィー)」の対応機種に、NTTドコモ2013年夏モデルとして発表されたドコモ スマートフォン・ドコモ タブレットの10機種が追加される。機能面ではこれまでユーザーから要望の多かった「録画機能」に初めて対応するほか、新番組も続々とスタートする見通しだ。ますます注目度が高まるNOTTV。本稿で詳しく紹介していこう。

NTTドコモ2013年夏モデルのドコモ スマートフォン・ドコモ タブレット全10機種がNOTTVに対応した

NOTTVは月額サービス利用料420円(税込)で視聴できる放送サービス。SNSとの連動など「放送と通信の連携」が図られているのが特長となっている。サービスの詳細はNOTTVのオフィシャルWebサイトで確認できる。

多彩なジャンルの番組・コンテンツを高画質で楽しめるNOTTV。初回申し込み後31日間は無料で利用できる

フラッグシップにも搭載!!

NTTドコモ2013年夏モデルとして発表されたドコモ スマートフォン・ドコモ タブレットは「Xperia A SO-04E」「GALAXY S4 SC-04E」「ARROWS NX F-06E」「Disney Mobile F-07E」「AQUOS PHONE ZETA SH-06E」「AQUOS PHONE si SH-07E」「AQUOS PAD SH-08E」「ELUGA P P-03E」「MEDIAS X N-06E」「Optimus it L-05E」「らくらくスマートフォン2 (F-08E)」の全11機種。今回、らくらくスマートフォン2 (F-08E)を除くすべての機種がNOTTVに対応。既に発表済みの2013年春モデルなどと合わせ、全33機種でNOTTVが楽しめるようになった。

今回特に注目なのが、ドコモの人気スマートフォン「Xperia」「GALAXY」シリーズのスマートフォンがNOTTVに初めて対応した点。ついにフラッグシップモデルでも視聴が可能となったことで、視聴ユーザーの拡大とサービスのさらなる拡充が期待される。

待望の録画機能に対応!!

また、ドコモ2013年夏モデルから録画機能が追加されることが明らかとなった。(Xperia Aの録画機能は今夏のOSバージョンアップで対応予定)。視聴中の番組の「即時録画」はもちろん、番組表から行う「録画予約」、一度の予約でシリーズ単位の録画が可能な「シリーズ予約」や、キーワードの登録で関連番組を自動的に録画できる「キーワード予約」などが利用できるようになる。これにより視聴が難しい時間帯の番組も、好きなときに楽しめるようになるのだ。録り貯めた番組を見ることで、通勤・通学の時間帯や待ち時間なども有効に使えることだろう。

新番組も続々と追加されている。海外ドラマでは、2012年の全米新作ドラマで視聴率ナンバーワンを記録した「レボリューション」が視聴可能だ。NOTTVでは、本作のファーストシーズン前半(1話~10話)を今年1月から3月にかけて放送し話題となった。現在、未放送の後半10話の放送(7月予定)に先駆けて1話~10話を再度オンエアしている。この話題作はNOTTV独占放送となっている。

(c) Warner Bros. Entertainment Inc

「オンナ♀ルール 幸せになるための50の掟」は、地上波では決して味わえない"女性の本音トーク満載の、女性限定セキララドラマ"。冨永愛が連続ドラマ初主演を果たした、NOTTVオリジナル番組となる。このほか、Jリーグや欧州サッカーの放送も人気が高い。J1リーグ戦は全試合放送、J2リーグ戦も注目試合を放送するほか、スカパー!Jリーグ関連番組も放送する。欧州サッカーに関しては、5月は"欧州最強クラブ"を決める「UEFAチャンピオンズリーグ12/13」「UEFAヨーロッパリーグ」の放送を予定している。

新たに追加されたNOTTV対応10機種をチェック!!

加藤社長は、先週行われた新商品発表会で「NTTドコモの顔とも言える、夏モデルのツートップ」としてXperia AとGALAXY S4をアピールしている。Xperia Aは、約4.6インチのHDディスプレイを搭載したモデル。ソニー製CMOSイメージセンサー「Exmor RS for mobile」搭載により、逆光や暗所など厳しい環境下でも美しい写真が撮影できる。

Xperia A SO-04E

GALAXY S4は、世界初となる約5インチのフルHD有機ELディスプレイを搭載したモデル。写真と一緒に声を残せる「Sound & Shot」、画面を見ながら首あるいはスマートフォンを傾けるだけでスクロールできる「Smart Scroll」など、多彩な機能を利用できる。

GALAXY S4 SC-04E

この2機種以外もバラエティ豊かなラインナップだ。ARROWS NXは、実使用時間60時間以上を実現したモデル。富士通が力を入れて開発している「ヒューマンセントリックエンジン」により、使い勝手が飛躍的に向上している。Disney Mobile F-07Eは、ARROWS NXをベースに作られたDisneyの世界観が満載されたスマートフォン。背面には光輝くイルミネーションを配置した。

ARROWS NX F-06E(写真左)と、Disney Mobile F-07E(写真右)

シャープのIGZOパネルを搭載した高精細なスマートフォン・タブレットでもNOTTVの放送が楽しめる。AQUOS PHONE ZETAは、超高精細のフルHD IGZOを搭載したモデル。省電力性能にも優れており、省電力性能にも優れており、お気に入りの番組・コンテンツも長時間の視聴が行える。AQUOS PADは、7インチディスプレイを搭載したタブレット端末。本モデルなら、フルセグ/ NOTTVの両放送を存分に堪能できるだろう。AQUOS PHONE siは約4.3インチのジャストフィットなボディが特長の端末となっている。

AQUOS PHONE ZETA SH-06E(写真左)と、AQUOS PHONE si SH-07E(写真右)

AQUOS PAD SH-08E

ELUGA Pは、使いやすさと便利機能を備えた全部入りのプレミアム端末。MEDIAS Xは、美しいイルミネーションと快適な使いやすさが追求されたモデルとなっている。

ELUGA P P-03E(写真左)と、MEDIAS X N-06E(写真右)

Optimus itは、洗練されたコンパクトボディが特長の端末。LGがディスプレイ製品の分野で培った美しいIPS液晶を搭載しており、NOTTVの魅力を十二分に味わうことができる。なお、NOTTVではHDMI端子による映像の出力にも対応している。外出先ではスマートフォン・タブレットで、家に帰ってきたら自宅の大型ディスプレイで放送を楽しむという利用方法がおすすめだ。

Optimus it L-05E(写真左)。HDMI端子で映像を出力すれば、大画面でNOTTVが楽しめるようになる(写真右)

2013年夏モデルよりフラッグシップモデルを含む全機種で視聴可能となったNOTTV。今回、端末側に録画機能が追加されたことにより、利便性が飛躍的に向上した。視聴可能エリアの拡大や放送チャンネルのさらなる充実により、今後はドコモユーザーのエンタメコンテンツとして「なくてはならない存在」にまで成長することが期待される。これからの展開に注目だ。