電子情報技術産業協会(JEITA)は24日、2012年度のPC国内出荷実績を発表した。全体の出荷台数は前年比98.9%の1,115万2,000台で、3年連続の1,000万台超。法人のリプレース需要が好調だったという。出荷台数のうちノートPCの比率は過去最高の72.9%を記録。全体の出荷金額は前年比91.7%の7,952億円となった。

2012年度のPC国内出荷台数のうち、デスクトップPCは前年比91.4%の302万3,000台、ノートPCが前年比102.0%の812万9,000台。さらにカテゴリを細分化してみると、オールインワンデスクトップ(一体型)が前年比82.4%の139万5,000台と大幅ダウン。一方、単体デスクトップやモバイルノート、A4型ノートといった他のカテゴリはいずれも前年比100%を超えており、オールインワンデスクトップのみが顕著に落ち込んでいる。

また、地上デジタル放送が受信できる、いわゆるテレパソの出荷台数は、前年比62.2%の70万台。とりわけ、ノートPCにおいては前年比26.1%の49万台まで減少している。

出荷金額の構成は、デスクトップPCが前年比82.2%の2,195億円、ノートPCが前年比95.9%の5,757億円であった。この統計の参加企業は、アップルジャパン、NEC、オンキヨー、セイコーエプソン、ソニー、東芝、パナソニック、日立製作所、富士通、三菱電機インフォメーションテクノロジー、ユニットコム、レノボ・ジャパンの計12社となっている。