原稿を書く必要があるときはノートパソコンを持ち出すが、そうでないときはiPad miniに資料を詰め込んで持っていくことにしている。

カギとなるのはiPad miniの7.9インチサイズのディスプレイだ。この大きさは非常によく考えられていて、打ち合わせでクライアントと一緒に資料を確認しながら話を進められるギリギリのサイズなのである。もちろんこの用途なら大きければ大きいほど見やすいのでiPad 2でもいいのだが、実際問題7.9インチで十分なのだからそりゃあ軽い方を使うようになるのは当然の話なのだ。

片手でだって持てちゃうiPad mini。参考記事:手の大きい人に丁度いい!? iPad miniを限りなく"iPhone"に近づけてみた

ちなみに、よく知られた話だが、iPadは他の7インチ端末に比べると7.9インチとやや画面が大きい。これはiPadと同じ4:3の比率をキープするためで、そのせいで端末の横幅が多少長くなっているのだが、ベゼル(縁)が細いおかげでサイズダウンに成功している。片手でホールドしたまま操作するのはちょっと苦しいが、仕事で机に置いて使う分には問題ない。何より4:3という比率は縦でも横でも画面が見やすいので助かっている。

写真のビューワーとしても活躍。ただし……

iPad miniは写真のビューワーとしても活躍してくれている。たとえば旅行で撮影した写真を誰かに見せるときなど、iPad miniの大きさはフォトフレームとしてぴったりだ。iPhone 5はもちろん、5インチ前後の大画面スマートフォンでも写真を表示するにはちょっと小さい。写真の多くは3:2、もしくは4:3という比率なので、iPad miniなら画面の大きさをフルに活かせるのである。

ただし、iPad miniにはSDカードやUSBメモリを挿すことはできないので、その場で誰かのカメラからSDカードを抜いてiPad miniで表示するといった芸当は難しい。SDカードスロットを備えたサードパーティ製のアダプタが発売されているので、そういったツールでなんとかするしかない。また、解像度も1024×768と他社タブレットに比べて低めなので、ここはおそらくRetinaになるだろう次モデルに期待したいところだ。

iPhone 5を持っていることも、iPad miniを選んだ理由

筆者は普段iPhone 5を使っているが、これもまたiPad miniを選んだ理由である。

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