11月2日にiPad miniが発売されて約5カ月が経った。発表当初は賛否両論だったことを記憶しているが、つまりはそれだけインパクトのある端末だったということだろう。新型のiPad miniの登場もささやかれる中、iPad miniを5カ月間使ってみて思うところを記してみたい。
最初に正直に書いておくが、筆者がiPad miniを購入した動機の半分は「仕事だから」というものだった。なぜなら、すでにiPad 2を所有しており、プライベートでのタブレットライフは十分満足していたからだ。
ところが5カ月経った今、iPad 2にはまったく触らなくなり、外に持ち出すのはもっぱらiPad miniばかりとなっている。それがすべてを物語っている気はするが、ではいったいなぜそうなったのか、iPad miniの特長とともに改めて振り返っていこう。
軽さは最大の正義
iPad miniの最大の特長は何と言っても軽さ、そして薄さだ。重量は約308グラム(セルラーモデルは312グラム)で、同クラスの他社7インチタブレットに比べてもずば抜けて軽い。iPad 2と比較すると約半分だ。
また厚さも7.2mmと非常に薄く、やはり他のタブレット端末を圧倒しているのだ。誤解を恐れず言うなら、タブレットにおいて軽いことと薄いことは絶対の正義である。厚いよりは薄い方が、重いよりは軽い方が絶対に良い。毎日使用するものだからこそ、持ち出すモチベーションにじわじわと効いてくるのである。
ちなみにiPad miniと他の7インチ端末の差は数十グラム程度である。たかが数十グラムで? と思うかもしれない。しかし、1グラムが1円玉1枚の重さであることを考えると、数十グラムが意外にバカにならない重さだということがわかるだろう。
7.9インチという絶妙な大きさ
筆者のiPad miniの用途は、主に外出先の打ち合わせで使うこと。つまり仕事である。