今年も、スギやヒノキの花粉が飛び始めるシーズンがやってきた。花粉症の人にとっては、春はなんとも憂鬱な季節だ。かくいう筆者も重度の花粉症。そこで今回は、賢く花粉をやり過ごすための「花粉症に効くAndroidアプリ」を取り上げてみた。敵を知り己を知れば、百戦危うからずである。アプリの力を借りて、今シーズンも何とか乗り切っていこう。

花粉ブラウザ

花粉ブラウザでは、その日の花粉飛散量をひと目で確認できるようになっている

筆者が一昨年からお世話になっているのが、この「花粉ブラウザ」である。指定した地域の1時間毎に計測した花粉の飛散量が、ひと目で確認できるようになっている。花粉が多いのか少ないのか、おおまかな予測を立てられるのでマスクを二重にするか、薬を飲んでおくか、などの予防措置を行える。風向き、風速、気温などにも注意しながら、自分なりの花粉予報を立ててみると良いだろう。

そのほか、ホーム画面に貼り付け可能なウィジェットも用意されている。UIはやや無骨だが、なかなかどうして使い勝手が考慮されているアプリである。

花粉地図

花粉地図では、花粉の多い地域をGoogleマップで確認できる

花粉地図は、花粉の多い地域をGoogleマップで確認できるのが特長。地図上に表示される円のサイズが、花粉の量と連動している。すなわち飛散量が多ければ多いほど地図上の円も大きく表示されるので、「いまどの地域に花粉が多いのか」を視覚的に確認できる。また、風向き情報を一緒に表示させることが可能。これにより数時間後、どの地域が花粉の飛散量が多くなりそうなのか、自分でおおまかな予測を立てることができる。仕事やレジャーで地域を移動する際など、便利に使えそうだ。