富士フイルムは1月30日、レンズ一体型デジタルカメラ「FinePix HS50EXR」を発表した。発売は2月23日で、価格はオープン。推定市場価格は55,000円前後となっている。

「FinePix HS50EXR」

焦点距離24~1,000mm(35mmフィルム換算時)の42倍ズームレンズと新開発の「EXR CMOS IIセンサー」を搭載するモデル。画質劣化を抑えたデジタルズームを行える超解像技術と合わせれば、84倍相当までのズームが可能だ。

EXR CMOS IIは、センサー上に位相差画素が配置された新開発のイメージセンサーで、最短0.05秒という高速のAFを実現。裏面照射方式が採用されており、入射角が厳しい場合でも位相差画素に十分な光を集められるようになっている。

また、EXR CMOS IIセンサーは従来のEXR CMOSセンサーと同様、「高感度・低ノイズ優先」「ダイナミックレンジ優先」「高解像度優先」の3つの撮像方式を切り替えて撮影可能。撮影条件に応じて最適な設定を適用する「プレミアム EXR AUTO」は、108パターンの条件認識が可能となっている。

画像処理エンジンは従来比2倍以上の処理速度を誇る「EXR プロセッサーII」を採用しており、起動時間0.5秒、撮影間隔0.5秒、最速11コマ/枚という高速連写を実現した。

主な仕様は、撮像素子が有効1,600万画素の1/2型EXR CMOS IIセンサー(裏面照射型)、レンズが焦点距離24~1,000mm(35mmフィルム換算時)、開放F値がF2.8~F5.6、対応感度がISO100~ISO12800(ISO6400、ISO12800選択時は記録画素数に制限あり)となっている。

背面に約92万ドット・3型の液晶モニターを備えるほか、上部に0.26型・約92万ドット表示の電子ビューファインダー(EVF)を搭載。EVFの視野率は約100%。

利用可能な記録メディアはSD/SDHC/SDXCカード(UHS-I対応)および内蔵メモリで、動画の記録形式はMOV(H.264)、動画の記録画素数は最大1,920×1,080ドット(フルHD)。

バッテリーは専用のリチウムイオン充電池で、CIPA準拠の撮影可能枚数は約500枚。

本体サイズはW134.9×D145.9×H101.3mm、重量は本体のみで約758g、付属電池とSDカードを装着した状態で約808gとなっている。

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