米comScoreの最新の調査報告によれば、2012年末時点のモバイルWeb世界におけるアプリ利用率トップは「Facebook」だったという。同年前半は「Google Maps」がリードしていたものの、AppleがiOS 6をリリースした翌月の10月に急落、そのままFacebookがトップアプリの座を維持したようだ。

この調査は米国内のiOSまたはAndroidデバイスを利用する18歳以上のユーザーを対象に、comScoreが各サイトへの接続状況を基に集計を行ったもの。各アプリの活動状況がわかるため、ダウンロード数よりも実数を反映したものに近いといえる。2012年12月時点のアプリは上位からランキング順にFacebook、Google Maps、Google Play、Google Search、Gmail、YouTube、Pandora Radio、iTunes、Cooliris、Yahoo! Messengerとなっている。iOS 6向けGoogle Mapsが復活したのは12月中旬のため、comScoreの評価にはほとんど反映されていないとみられ、1月以降の結果に持ち越しとなる。いずれにせよ、標準アプリから外されて、ストアでも提供が行われないことの影響の大きさよく表したデータだといえる。

2012年、FacebookアプリとGoogle Mapsアプリの利用率推移(単位はユニーク訪問者数、出典: comScore)

またcomScoreでは滞在時間別シェアのデータも発表しており、ここでFacebookは23%と、Instagram、Gmail、YouTubeらの3%を大きく引き離しており、ユーザーの活動の実体の多くがFacebookなどSNSにあることがわかる。

(記事提供: AndroWire編集部)