2013年を迎えて、まずやるべきことはなんだろうか。それは、今年の目標を決めてそれに向けての具体的なスケジュールを立てることである。そのためには使いやすく自分の感性にぴたりと合ったスケジューラーを手に入れることが必要不可欠。

以前なら紙の手帳を探して回ったところだが、今はiPhoneのカレンダーアプリでスケジュールを管理しているという人も多いだろう。そんなiPhoneユーザーのために、今回は2013年の始まりにふさわしい優れたカレンダーアプリを厳選して紹介しよう。

Refills

Refills」は、紙の手帳を思わせる色合いやデザインが、これまで手帳を使ってきたユーザーにもすんなりとなじむカレンダーアプリ。シンプル故に使いやすく、直感的な操作が可能だ。iPadに対応したユニバーサルアプリであり、タスク管理や予定の検索機能が搭載されているのもありがたい。スケジュールは「日」「週」「月」別に表示でき、特に1日表示では時間も含めた詳細な予定確認ができる。文字の大きさや表示行数、1日の開始時刻の設定、通知音の選択など細かいカスタマイズ性にも富んでいる。もちろん標準カレンダーやGoogleカレンダー、Googleタスクとも同期可能だ。同期スピードも速い。

注目すべきは搭載されたばかりのGoogleマップとの連携機能。予定の「場所」項目に施設名や住所を入力しておくと、詳細画面からワンタップで地図検索が行えるのだ。地図はGoogleマップが自動的に開くが、アプリをインストールしていない場合はウェブアプリが起動する。決してiOS標準マップに飛ばないところが"わかっている"といえる。

Refills

SnapCal

カレンダーとして必要十分な機能を備え、さらにFacebookやTwitter、Evernoteといったパーソナルなクラウドサービスと連携できるのが「SnapCal」だ。特にEvernoteとの連携はユーザーであれば計り知れない恩恵を受けられるだろう。

基本的な機能は他のカレンダーアプリと変わらない。標準カレンダーとGoogleカレンダーに同期可能で、日、週、月別の表示を切り替えることができ、文字も太く表示されるので読みやすい。

最大の特徴であるEvernoteとの連携機能では、Evernote内に蓄えられたデータの中から日付や時間、場所などを抽出し、カレンダーに取り込むことができる他、SnapCal側で管理しているスケジュール情報をEvernoteにポストすることもできる。これにより、カレンダー内の予定をライフログとしてEvernoteに記録していけるというわけだ。

機能はすべて無料で使えるが、広告が気になる場合は有料アドオンを購入して消すこともできる。

SnapCal

CalRemind(カレンダーとリマインダー)

CalRemind(カレンダーとリマインダー)」は、iPhoneの標準カレンダー、及びリマインダーのデータを同時に表示するシンプルなカレンダーアプリ。標準アプリを活用してきたユーザーに嬉しい仕様である。とにかくシンプルで初心者に優しいのがポイント。その分表示切り替えができないなど、カスタマイズ性は少ないが、フォントサイズやツールバーの色、開始曜日などをいじることはできるし、何より使い勝手にクセがないのでどんな人にでもオススメできる。また、上下フリックで年を移動することができるのは地味にありがたい。GoogleカレンダーやFacebookとも連携可能だ。

iOS標準カレンダーとリマインダーを使っていたユーザーは両方を併せ持つこのCalRemindを候補に入れてみてはいかがだろうか。なお、アプリは無料だが広告が表示される。

CalRemind(カレンダーとリマインダー)