モバイル可能な15.6インチディスプレイモデル
まず筐体を見てみると、同社のゲーミングPC「G-Tune」相当の迫力のあるボディに目が行く。ディスプレイには15.6型サイズのモニタが採用されているので、サイズとしてはA4フルサイズのノートブックと同等だ。
重量はバッテリーを入れて約3.16kgで、持った感じは当然重い部類に入る。とはいえ、パフォーマンス優先のモデルなので、これを軽快にモバイルしようという用途で考えるユーザーは居ないとも思う。むしろ通常の仕事で使い慣れたサイズであることのほうが重要になっていくるだろう。
キーボードは浮石型のキーが採用されており、テンキーも付いている。本体正面右サイドにはオプティカルドライブベイと各種オーディオポート、USB 2.0ポートが1基搭載されている。左サイドにはLANポート、USB 3.0ポート2基、e-SATAポート、メディアスロット等が用意されている。いずれのポートもアクセスしやすい印象だ。
これら左右のポート類に加え、バックサイドには電源ポートの他、DVIポートやHDMIポート、Displayportも用意されているので、拡張性はかなり高いノート型PCだといえる。
唯一気になるのは、個人的に旧モデルのプロジェクタを使用する機会が多いのでD-Subポートが欲しかったところ。ただ、これはDVIポートにアダプタを用意することでまかなえるだろう。
ディスプレイは1,920×1,080ドットのフルHD対応のパネルが搭載されているので、表示範囲は普段使いに近い感覚で見ることができる。パネルはクリエイター向けにNTSC95%仕様のプレミアムパネルを採用しており、発色も良いのである程度のプロ用モニターとしても、十分使用に耐え得るだろう。
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