iP7230はコピー機能やダイレクト印刷機能を搭載していないので、PCからの写真印刷とはがき印刷の速度を調べてみた。印刷には付属ソフトの「My Image Garden」を利用している。

L写真印刷で給紙から排紙までの時間を計測したところ、「標準」品質で15.3秒、「きれい」で38.7秒という結果に。印刷性能が同じMG5430と比べるとやや速いが、誤差の範囲とも考えられる程度だ。印刷クオリティに関しては、MG5430との違いはほとんど見受けられない。

はがき印刷では、インクジェット用はがきを利用した場合の「標準」品質で20秒、「きれい」で36.3秒。光沢はがきでは「標準」品質で34.2秒、「きれい」で49.8秒だった。こちらについても、MG5430とほぼ同等の速度である。

L判フォト用紙のダイレクト印刷例(写真右)。スキャナで読み取ったものなので参考程度に

ちょっと気になったのは、ノズルクリーニングにかかる時間が長い点だ。試用機に限った話かもしれないが、PC上で印刷ボタンをクリックしてから給紙が始まるまで2分程度かかる場合があった。待機中にクリーニングが始まると、クリーニングが終わるまで印刷がストップしてしまう点も気になる。キヤノン製品は総じてクリーニング時間が長いのだが、大量に印刷する場合は、なるべくプリントしたほうがいいかもしれない。

印刷面でのコストパフォーマンスは抜群

iP7230を実際に使ってみて感じたのは、印刷クオリティについては満足できるものの、手軽さの面では複合機にやや劣るという点だ。とはいえ、iP7230を購入候補に挙げる人は、コピー/スキャナ/ダイレクト印刷といった機能がないことを分かった上でのことだろう。また、無線LAN経由でスマートフォンやタブレットから直接プリントできるので、その面においてはお手軽である。

印刷コストが安い点も魅力だ。例えば、インクジェットプリンタの下位モデル「PIXUS iP2700」ではL判印刷時のコストが23.4円で、iP7230と比べると1枚あたり8円も違う。写真やはがき、文書、Webページといった印刷データに関わらず、日ごろからそれなりの印刷頻度があるなら、下位モデルよりも速度や品質に優れるiP7230のほうが満足度は高いだろう。

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