今回、ZR1000を使うまで、正直、コンパクトデジタルカメラは成熟し切ってしまったというイメージを少なからず持っていたのは事実だ。センサーや映像エンジンの性能が向上し、ズーム倍率が上がり、アート系のフィルタが増える以上に何があるのだろう、と。

そんな諦めに似た思いを良い方向に裏切って、ZR1000は「その先のコンパクト」の姿を見せてくれていると思う。だが、私がここでどんなに言葉を尽くして、挙げ句には動画まで使って説明したところで、ZR1000のリアルな「すげぇ!」は伝わらない。ぜひ、店頭で手にとって、この「スーパーコンデジ」の魅力に触れてみてほしい。

写真左はワイド側(24mm相当)で撮影したはしご車の全景。写真右はプレミアムズームモード(25倍ズーム)のテレ側(300mm相当)で撮影したはしご車の先端。これも連写合成により手ぶれを補正、解像感を向上させている。人の目でも見えないものが、まったく手ぶれすることなく撮れるのは驚きとしかいいようがない(オリジナル画像を見る。「写真左」「写真右」)

BSモードの「食べ物」で撮影。十分に明るいとはいえない室内でもキレイに写る(オリジナル画像を見る)

BSモードの「HS夜景」。高速連写合成により、手持ちでもぶれずに美しい夜景写真を撮影できる(オリジナル画像を見る)

BSモードの「HS夜景と人物」。HS夜景にフラッシュ発光を連携。内蔵フラッシュの調光も自然(オリジナル画像を見る)

BSモードの「ライトトーン」で撮影。このまま不動産案内のデザインに使えそうなクオリティ(オリジナル画像を見る)

BSモードの「背景ぼかし」で撮影。輪郭と背景の境にやや不自然さを感じる部分もあるが、L版プリント程度なら気にならないだろう(オリジナル画像を見る)

BSモードの「コレクション」で撮影(オリジナル画像を見る)

BSモードの「夕日」で撮影(オリジナル画像を見る)

BSモードの「キャンドルライト」。フォーカスが柔らかめになる(オリジナル画像を見る)

BSモードの「高速連写」で撮影した写真からベタ焼きを自動作成する「連写マルチプリント」(オリジナル画像を見る)

プレミアムオートPROで撮影。難しい撮影環境でもキレイに仕上げてくれる安心のモードだ。(オリジナル画像を見る「写真右」)

撮影後にホワイトバランスや明るさを編集することも可能

撮影協力 : ジュニアダンス・スキップカンパニー