レノボ・ジャパンは18日、13.3型ディスプレイを搭載したコンバーチブル型Ultrabook「IdeaPad Yoga 13」を発表した。ディスプレイを360度開くことが可能で、ノートPCおよびタブレットPCとして利用はもちろん、本体とディスプレイの縁を利用してディスプレイを立たせるなど複数のスタイルで使うことができる。11月上旬より順次発売を予定。店頭予想価格は、Intel Core i5搭載モデルが120,000円前後、Intel Core i7搭載モデルが130,000円前後。

IdeaPad Yoga 13

「IdeaPad Yoga 13」は、ディスプレイが360度開くことがで、ノートPCとして、またはタブレットPCとしての利用が可能なコンバーチブル型ノートPC。2012年1月にアメリカのラスベガスで開かれたInternational CESにて、コンセプトモデルとして展示されたいた。すでに海外では発表されていたが、本日日本国内でも正式に公開となった。

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ディスプレイの角度を調節し、異なるスタイルでPCを操作できる。例えば、本体とディスプレイの縁を利用して、ディスプレイを立たせて使う「テント型」や本体をタブレットのスタンドとして使う「スタンド型」といった利用もできる。

テント型

スタンド型

ディスプレイを開いて利用するときは、キーボード面が底面(背面)となるが、誤動作を防ぐため、ディスプレイを180度以上開くと自動でキーボードの機能がオフとなる。

ディスプレイは10点マルチタッチに対応した13.3型IPS液晶を搭載。左右に加えて、上下の視野角が広いためさまざまな角度からでも画面が確認できる。画面解像度は1,600×900ドットのHD+となっている。

このほかの主な仕様は、CPUにIntel Core i7-3517U(1.9GHz)、グラフィックスがプロセッサ統合のIntel HD Graphics 4000、メモリがPC3-12800 8GB(8GB×1)、ストレージが128GB SSD、OSがWindows 8 64bit版。

CPUにIntel Core i5-3317U(1.7Ghz)、メモリにPC3-12800 4GB(4GB×1)を搭載したモデルもラインナップする。

主なインタフェースは、USB 3.0×1、USB 2.0×1、HDMI×1、IEEE 802.11b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 4.0、Webカメラ(720p)、カードリーダー、マイク/ヘッドホン×1。

本体サイズはW333.4×D224.8×H16.9mm。重量は約1.489g。バッテリ駆動時間は、Intel Core i7搭載モデルが約7.4時間、Intel Core i5搭載モデルが約7.5時間。カラーバリエーションはシルバーグレイとクレメンタインオレンジの2色。クレメンタインオレンジは発売日がやや遅れて、2012年12月中旬を予定。

11.6型のWindows RT搭載モデルは……

海外では「IdeaPad Yoga」のラインナップの1つとして、CPUにNVIDIA Tegra 3を採用した11.6型のWindows RT搭載モデル発表されているが、「レノボ・ジャパンとしては、日本国内での発売の予定はない」としている。