ソニーは1日、Ultrabook「VAIO T」シリーズの2012年秋モデルとして、OSにWindows 8を搭載するなどした13.3型ならびに11.6型の新機種を発表した。13.3型にはタッチ機能付モデルも用意する。店頭モデルの発売日は10月26日で、予想価格は11万円前後から。直販CTOのオーナーメードモデルも同時発売。

「VAIO T」シリーズ

夏モデルの11.6型/13.3型従来機種から引き続き、アルミヘアラインとフルフラットデザインが特徴のボディに、Ivy Bridge世代のIntel Coreプラットフォーム内蔵、接続性を犠牲にしない通常規格の各種インタフェースというスペックを継承している。今世代より、OSにWindows 8を採用しており、タッチUIが特徴的な同OS採用にあわせて13.3型で用意するタッチモデルでは、フラッシュサーフェイス採用のタッチパネル液晶を搭載している。

ほか、IntelのRapid Start Technology(RST)がベースのソニー独自技術「Rapid Wake+Eco」を搭載する。これは、システムの高速起動と低消費電力を実現するソリューションで、本機の液晶を閉じると、データを保持したままの省電力スリープに入り、かつそのスリープ状態はバッテリのみで数週間単位で長期間維持でき、そのまま液晶を開けば即座に高速再開することができるというもの。また、ストレージにはSSDの高速転送とHDDの大容量を両立するハイブリッドHDDも採用した。

13.3型モデルにはタッチモデルも追加

ラインナップは店頭モデルが13.3型のタッチモデル「SVT13129CJS」(店頭予想価格130,000円前後)と、同13.3型通常モデル「SVT13128CJS」(店頭予想価格120,000円前後)、11.6型モデル「SVT11129CJS」(店頭予想価格110,000円前後)。そして直販CTOのVAIOオーナーメードモデル。オーナーメードではCore i7やSSDなどへの内部構成強化、メッセージ刻印サービスなどに対応している。本体カラーはシルバーのみ。

モデル例として、13.3型のタッチモデルのSVT13129CJSの主な仕様は、ディスプレイがタッチ対応13.3型WXGA(1,366×768ドット)でグレアタイプのLEDバックライト液晶、CPUがIntel Core i5-3317U(1.70GHz/Turbo時2.60GHz)、チップセットがMobile Intel HM77 Express、メモリがDDR3L SO-DIMM PC3L-12800 4GB(4GB×1/オンボード)、ストレージが500GB(500GB HDDとキャッシュ用32GB SSD)のハイブリッドHDD、OSがWindows 8 64bit版。

インタフェースはIEEE 802.11b/g/n、GigabitEthernet、Bluetooth 4.0+HS、USB 2.0×1、USB 3.0×1(PC電源OFF時含むUSB機器への充電対応)、HDMI×1、D-Sub×1、カードリーダ(メモリースティック デュオ/SD共用)、ステレオミニジャック、131万画素Webカメラなど。本体サイズ/重量はW323×D226×H19mm/約1.71kg。バッテリ駆動時間は約8時間(JEITA測定法Ver1.0)。

11.6型のSVT11129CJSの主な仕様は、ディスプレイが11.6型WXGA(1,366×768ドット)でグレアタイプのLEDバックライト液晶、CPUがIntel Core i5-3317U(1.70GHz/Turbo時2.60GHz)、チップセットがMobile Intel HM77 Express、メモリがDDR3L SO-DIMM PC3L-10600 4GB(4GB×1/オンボード)、ストレージが500GB(500GB HDDとキャッシュ用32GB SSD)のハイブリッドHDD、OSがWindows 8 64bit版。インタフェースは13.3型と共通で、本体サイズ/重量はW297×D214.5×H17.8mm/約1.42kg。バッテリ駆動時間は約8時間(JEITA測定法Ver1.0)。