バンダイナムコゲームスは20日、「東京ゲームショウ2012」の同社ブースのステージイベントで、プレイステーション3にて2013年に発売が予定されている『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』『ジョジョの奇妙な冒険』連載25周年記念発表会を開催した。本記事では、大盛況となった『ジョジョ』ステージの発表内容をお伝えしたい。
ステージには、バンダイナムコゲームス『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』のプロデューサー新野範聰氏と、現在、荒木飛呂彦氏が『ウルトラジャンプ』にて連載している『ジョジョの奇妙な冒険 Part8 ジョジョリオン』編集担当の集英社・山内智氏、そして本ゲームの開発元であるサイバーコネクトツーのディレクター松山洋氏が登壇。プロモーションムービー第2弾、ゲームの声優キャスト、ゲームシステムなど新情報が続々と明らかとなった。
岸辺露伴に扮して異様な雰囲気を漂わせていた松山氏は、登場するなり"ジョジョ立ち"をきめ、開口一番で「こんなに楽しい仕事があっていいのか! そういうノリでやっています!」と興奮が抑えられない様子。また、山内氏は荒木氏からの「ゲームをしている人を見て思うのは、ゲームっていろんなところが頑丈にできているなということ。こんなに激しいバトルをやっても壊れないんだから」というメッセージを読み上げれば、松山氏も「ゲームはクレイジーダイヤモンドと同じくらい砕けないですからね! ちっぽけな根性が実にタフです!」と見事な"ジョジョ語"で切り返す。終始このようなテンションでステージは進んでいった。
まず、今回新たに発表されたPV第2弾では、空条承太郎、ジョセフ・ジョースター、ワムウ、ジャイロ・ツェペリの4人がボイス付で登場し、新たに花京院典明、ジャン=ピエール・ポルナレフ、ジョルノ・ジョバァーナ、グイード・ミスタの参戦も確定。ムービーのラストでは、ジョルノのスタンド「ゴールド・エクスペリエンス」が矢に貫かれ「ゴールド・エクスペリエンス・レクイエム」に進化するシーンも描かれていた。そして、気になる声優陣がここで明らかとなる。現時点で確定しているPart1~Part7、各作品からの参戦キャラと声優は以下のとおりだ。
ジョナサン・ジョースター(CV:興津和幸)
ジョセフ・ジョースター(CV:杉田智和)
ワムウ(CV:大塚明夫)
空条承太郎(CV:小野大輔)
東方仗助(CV:羽多野渉)
ジョルノ・ジョバァーナ(CV:浪川大輔)
空条徐倫(CV:沢城みゆき)
ジョニィ・ジョースター(CV:梶裕貴)
ジャイロ・ツェペリ(CV:三木眞一郎)
松山氏は『ジョジョキャラクター』に命を吹き込むべく、キャスティングには特に時間を割いたといい「お一人お一人がぴったり。おかげでキャラクターがすぐそこにいるかのような出来になった」と太鼓判。また、3DCGグラフィックについては、各Partによってさまざまに変化する荒木氏の絵のタッチも"自分がジャンプで読んでいた時のジョジョ"が想起できるように再現されているという。松山氏はこれらの要素を含めた"ジョジョ・ワールド"の構築について「名シーン、名ゼリフ、名擬音、名ポーズ」の4つを挙げている。シェーディング技法は「ジョジョ・シェーディング・レクイエム」と名づけるほどのこだわりようである。来場者もうなづきで絶賛の意を表現していた。
そして、ゲームシステムについては「ハートヒートアタック」という必殺技に加え、「グレートヒートアタック」というさらに強力な必殺技が明らかとなった。「ハートヒートアタック」は体力ゲージの下にある「ハートヒートゲージ」を1つ、各キャラに1つ用意されている「グレートヒートアタック」はゲージを2つ消費。通常攻撃には、所謂コンボにあたる「ビートシステム」があり、「チェーンビート」と「イージービート」の2種類が存在する。前者は通常技を弱から強へと順番に出し、硬直をキャンセルしてコンボへと繋ぎ、後者は弱ボタン(□ボタン)をタイミングよく押すだけで手軽にコンボが繰り出せるというもの。「初心者でもちゃんと遊べる、最高のジョジョゲー」と松山氏が宣言したように、格闘ゲーム(本作はスタイリッシュ格闘ジョジョアクションではあるが)の敷居を低くしつつも、奥深いゲーム性を有しているようだ。また、必殺技後の硬直を強制キャンセルできる「プッツンキャンセル」、相手の攻撃をジャストでガードすると発動する「スタイリッシュムーブ」などジョジョキャラクターの動きを忠実に再現するアクションも用意されている。
『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』は、「東京ゲームショウ2012」の一般開放日、9月22日(土)、23日(日)で、空条承太郎、ジョセフ・ジョースター、ワムウ、ジャイロ・ツェペリの4キャラがプレイできるため、来場者にはぜひプレイしていただきたい。
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