写真はiPhone 4S。次期iPhoneはどんな形状になりいつ国内発売されるのか

米アップルはマスコミに向けて、9月12日(日本時間13日午前2時)に開催するプレスイベントの招待状を送付した。招待状にはイベント開催日である12という数字があり、その影が「5」の形に見えるようデザインされている。このことからも、次期iPhone、通称「iPhone 5」(以下、iPhone 5)が発表されると目されている。この分なら、一部で噂されていた「新しいiPhone」というややこしい呼称は使わずに済みそうだ。

さて、もし予想通り12日にiPhone 5が発表されたとして、気になる日本での発売日はいつになるのだろうか。過去のiPhone発売日から予測してみることにしよう。

アップルのプレスイベント詳細記事はこちら

iPhone 3GからiPhone 4Sまでの米国での発表日、および日本での発売日は次の通りである。

端末名称 米国での発表日 日本国内発売日
iPhone 3G 2008年6月9日(月) 2008年7月11日(金)
iPhone 3GS 2009年6月8日(月) 2009年6月26日(金)
iPhone 4 2010年6月8日(火) 2010年6月24日(木)
iPhone 4S 2011年10月4日(火) 2011年10月14日(金)
iPhone 5? 2012年9月12日(水) 未定

iPhone 3Gのときこそ発表から発売まで1カ月かかっているものの、3GS以降、特に前回のiPhone 4Sはわずか10日で発売に至っている。また、発売日はiPhone 4を除いてすべて金曜日となっており、これらの点から考えると発売日は9月21日(金)になる可能性は捨てられない。

ただし、iPhone 4、iPhone 3GSがそれぞれ発表から発売まで20日弱空いていたことを思うと、今回も一週間ずれこんで28日(金)の発売になる可能性も十分あるだろう。さらに、部品の供給が遅れているという報道から10月発売を予測する声もある。

次にiOSのリリース日を予測してみよう。過去、アップルはiOSの新バージョンを新型iPhoneと同時期に発表しており、今回もiOS 6がiPhone 5に搭載されると見られている。その場合、前例から見てiOS 6の正式リリースはiPhone 5発売2~3日前の18日か19日あたりになる可能性がある。iOS 6ベータ版がリリースされたのが今年の6月12日だから、その間は約100日。これは、過去のiOSのベータ版と正式版におけるリリース間隔と比べて長くも短くもない現実的な日数である。

以上のことから、iPhone 5は何事もなければ9月21日に日米同時発売になってもおかしくはない。ただし、発表から9日間での発売はこれまでの最短スケジュールとなるため、28日、あるいは生産状況によっては米国以外の地域での発売日が10月にかかる可能性も捨て切れない。

最後の最後まで何かと話題の絶えないiPhone 5だが、いずれにしても来週の新製品発表会ですべては明らかになる。