ソニーは8月27日、ワイヤレス機能を充実させたホームシアターシステム「HT-CT260」を発表した。発売は10月20日。価格はオープンで、推定市場価格は30,000円前後。

Bluetooth機能を内蔵し、ワイヤレスサブウーファーを採用するフロントサラウンドホームシアターシステム「HT-CT260」

HT-CT260は、バータイプのフロントスピーカーとサブウーファーを組み合わせた2.1chスピーカーシステム。フロントサラウンド技術「S-Force PRO フロントサラウンド」により、フロントチャンネルのみで、臨場感の高いサラウンド再生を実現する。搭載しているアンプは、フルデジタルの「S-Master」だ。

本機の特徴となっているのが、ワイヤレス機能の充実。Bluetooth機能を内蔵しており、スマートフォンやウォークマンなどと手軽にワイヤレス接続できる。また、サブウーファーもワイヤレス接続タイプとなっており、設置時の自由度も高い。スマートフォンやポータブルオーディオプレーヤーからの音楽再生の際に、圧縮音楽の補完処理を行う「ポータブルオーディオエンハンサー」も装備している。

実用最大出力は、85W×2+100W。入力インタフェースは、デジタル×2系統(光×1系統/同軸×1系統)とアナログ×1を装備する。対応する音声フォーマットは、Dolby Digital、DTS、MPEG-2 AAC、リニアPCM 2chだ。

フロントスピーカーは、六角柱形状となっている。この形状により、テレビ台の上に設置する場合にはフロントスピーカーを正面向きに、テレビ台の中に収納する場合には30度上向きにと、視聴位置に応じたセッティングを行うことが可能だ。

フロントスピーカーは、正面(左)、30度上向きと、視聴位置に応じてセッティングを変えることができる

また、バータイプスピーカーをテレビの前に設置すると、テレビのリモコン受光部を塞いでしまうことがあるが、HT-CT260では、受信したリモコンの信号を背面に送り出す「IRリピーター」機能を搭載。この問題をクリアしている。

フロントスピーカーは、55×80mmのコーン型フルレンジユニットを使用したバスレフタイプで、サブウーファーは130mmコーン型ユニットを採用したバスレフ型。

サイズは、フロントスピーカーが、約W940×D97×H89mm(スタンド非使用時)で、サブウーファーが、約W271×D271×H390mm。重量はフロントスピーカーが約2.8kgで、サブウーファーが約7.2kgとなっている。

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