小生は"現金主義"である。といっても会計用語ではなく、売買において現金に重きを置いているという話。もっと言ってしまえば、クレジットカードが怖いのである。

いやいや待って欲しい。確かにクレジットカードは便利だ。所有もしているし、ケースバイケースで利用もしている。ただなんとなく、クレジットカードがもつ"負"のイメージが拭えないのだ。

例えば、カード情報を抜き取って偽造する「スキミング」、架空の立場を利用して情報を盗み出す「フィッシング」または「なりすまし」など、想像するだけで恐ろしい。きっとこういったクレジットカードに対する印象をもつ人は小生だけではないだろう。たぶん。

しかしながら、クレジットカードは凄く便利だ。しかもクレジット払いでなければ購入できないようなオンラインショップなどもある。国内ならまだしも、国外のオンラインショップなら、クレジットカードは必須ともいえる。

さてさて、小生のもとに姉からの連絡があった。曰く、「息子がスマホ(Android端末)にゲームアプリを入れたいんだって。けどクレジットカード登録はしたくない。どうにかならない?」と。

まぁ、普通に返答するなら、キャリア課金(携帯電話料金との合算)を利用すればいいじゃない? ということになるのだが、甥がもつこの端末は、元々が小生のものであり、絶賛"イオンSIM"で運用中なのである。つまり、キャリア課金という手が使えない。ということは、Google Playストアでアプリを購入するためにクレジットカードを登録しなければならないのである。

クレジットカードやキャリア課金に替わる決済方法

iPhoneであれば、iTunesカードをコンビニなどで購入すればよいわけで、クレジットカードを利用する必要性はない。しかし、Google Playストアには、iTunesにおけるiTunesカードのようなものが日本にはないため(米国では登場)、キャリア課金ができないとなると、クレジットカードを利用するしかない。なかなか難しい問題だ。

パッっと思いついたのは「Visaデビットカード」の存在。有名なところだと「スルガ銀行」のVisaデビットカードだろうか。これは申込年齢15歳以上&オンライン決済に対応という珍しいカードで、AmazonやiTunesの決済に対応しているのが特徴。つまり、クレジットカード扱いというわけだ。そして、デビットという名前からもわかるとおり、VISAデビットカードは、利用料金が"即時"口座から引き落とされる仕組みになっている。結果、口座にお金がない状態であれば、引き落としができず購入できない(一部例外あり)。

次に思いついたのは「Vプリカ」。このVプリカとは、"疑似クレジットカード"サービスというのがわかりやすいだろうか? VISA加盟店であればクレジットカードのように利用できるのが特徴で、"実カード"は発行されない。つまり、オンライン専用のサービスとなる。特に審査などはなく、即時発行されるため、急ぎの買物でも対応できるフットワークの軽さもポイントだ。

なにより"チャージ式"というのがよい。使いたい分だけを入金しておけば入金しただけの買物ができる。チャージ(入金)は基本的にコンビニを通して行えるという点も気楽で「○」。 さて今回の場合、どちらを試すのがよいかと考え、iTunesカードのようにコンビニで課金できる仕組みのほうがわかりやすいだろうと、Vプリカを選択した。というわけで、Google Playストアで購入するために「Google Wallet」にVプリカの情報を登録してみたのである。