電気通信事業者協会(TCA)は8月7日、7月末日時点での携帯電話・PHSの契約数をとりまとめて発表した。新規契約から解約を差し引いた純増数では、ソフトバンクが7カ月連続の首位となった。2位はNTTドコモ、3位はKDDI(au)。なお、イー・アクセス(イー・モバイル)は2011年12月から契約者数の公表をやめている。

ソフトバンクは22万1,700増で、累計契約数は2,992万3,900契約となった。ソフトバンクの月間純増数は13ヶ月連続で20万件超を維持している。iPhone 4S、iPadの売れ行きに加えて、放射線測定が可能な「PANTONE 5 107SH」、約4.7インチHDディスプレイを搭載した「AQUOS PHONE Xx SoftBank 106SH」などの販売も好調とのこと。7月25日からは、900MHz帯を利用したプラチナバンドによるサービスも開始している。

2位のNTTドコモは15万1,100増で、累計契約数は6,054万6,800契約。夏モデルが店頭にそろい始めており、GALAXY S IIIをはじめとするXiスマートフォンの売れ行きが良い。また、「家族セット割」などのキャンペーンも好評とのことだった。3位のKDDI(au)は4万8,500増で、累計契約数は3,572万3,600契約となった。800MHz帯周波数の再編により旧800MHz帯を停波したため、約10万件の解約が発生している。

携帯電話全体としては42万1,400契約増で、累計契約数は1億2,619万4,300契約となった。

グループ 純増数 累計
NTTドコモ 151,100 60,546,800
KDDI(au) 48,500 35,723,600
ソフトバンクモバイル 221,700 29,923,900
イー・アクセス - -
携帯電話総計 421,400 126,194,300

NTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクモバイルの純増数には、プリペイド契約および通信モジュールサービスについての純増(減)が以下の通り含まれる。

グループ 純増数のうち
プリペイド契約 通信モジュール
NTTドコモ -48,600 82,600
KDDI(au) -4,700 -25,500
ソフトバンクモバイル -3,400 40,400

PHSではウィルコムが37,800増で、PHS全体で累計473万4,100契約。

グループ 純増数 累計
ウィルコム 37,800 4,734,100
PHS総計 37,800 4,734,100

無線ブロードバンドサービス(BWA)のUQコミュニケーションズは30万2,200増で、累計320万8,200契約となった。

グループ 純増数 累計
UQコミュニケーションズ 302,200 3,208,200

(記事提供: AndroWire編集部)