パロットは23日、Bluetooth対応のワイヤレスヘッドホン「Parrot Zik」を発表した。発売は7月で、希望小売価格は39,900円となっている。

「Parrot Zik」

パロットはパリに本拠を置く、携帯電話向けワイヤレス機器メーカー。このParrot Zikも、スマートフォン向けのBluetoothヘッドホンとなっている。

イヤーパッドの外側がタッチパネルになっている

特徴的な点が、イヤーパッドの外側に備えられたタッチパネル。パネル上で横に指をスライドさせると曲送り・曲戻しが、上下にスライドさせるとボリューム調整が行える。スマートフォンをカバンの中に入れた状態で音楽を聴く際などに便利な機能だ。ヘッドホンを頭から外すと再生を止める着脱センサーも備えられている。

また、ノイズキャンセリング機能やDSP(デジタルサウンドプロセッサ)アルゴリズムによる独自技術「パロット・コンサートホール」機能などにより、良質のオーディオ再生を可能にする。ノイズキャンセリングは、外側に備えられた2つのマイクが周囲の雑音を高精度に捉えるパロット独自のアクティブ・ノイズキャンセリングを採用。最大98%という高いノイズカット率を誇り、25dBという環境を実現する。

iOS、Android両方に対応し、専用アプリも用意される

一方のパロット・コンサートホールは、コンサート会場などの音響をヘッドホン内で実現する機能。ヘッドホンでありながら音が左右からではなく、前方から聞こえてくるような臨場感を再現する。

そのほかの機能としては、電話の着信があった際にそのまま通話できるハンズフリー通話機能を搭載。通話には、マイク以外に骨伝導センサーを用いており、周囲が騒がしい場所でも発話者の声を正確に拾えるようになっている。

主な仕様は、ドライバーがネオジウム製、音圧レベルが110dB/V(1kHz)、インピーダンスが32Ω、再生周波数が10Hz~20kHz、Bluetoothのバージョンが2.1となっている。バッテリー持続時間は全機能使用時で6時間、アクティブ・ノイズキャンセリング機能のみの使用時で18時間、スタンバイ時で24時間だ。

サイズはW150×D80×H198mm、重量は325gとなっている。


イヤーパッド下部にはライン入力端子や、充電用のUSBポートなどを備える