では、そんな「VALUESTAR G タイプL」をさっそくチェックしていこう。

まず外観を見てみよう。フロントフェイスは左右非対称となっており、左側半分は曲線的、右側半分は直線的なデザインになっている。試用機ではその左半分に光ドライブとオプションのメモリカードスロットが収められていた。光ドライブはカスタマイズによりブルーレイドライブのオーダーが可能。また、メモリカードスロットは7種類のメディアが使用できるマルチ対応型だ。最近はSDカードとメモリースティック対応のみという製品が増えているが、多彩なメディアが利用できるのは好感が持てる。さすがにスマートメディアの需要は少ないだろうが、コンパクトフラッシュやマイクロドライブはプロユース一眼を使っているユーザーなら役立つこともあるだろう。

オプションで用意されている、7種類のメモリカードが利用できるスロット。SDXCやメモリースティック PRO-HG デュオといった新しいメディアも利用できる

本体のスタンドは曲線を多用したユニークな形状となっている。このスタンドはスチール製で、本体とは金具でロックされる。横幅がかなりあり、本体上部を手で押さえ左右に振っても、まったくぐらつく様子はなかった。細長い筐体だが、かなり安定した状態で設置できる。

今回の試用機には、背面にはPS/2(キーボード用のみ)、USB 2.0×6、有線LAN、DVI-I出力、オーディオ入出力、USB 3.0×2が装備されていた。このうち、USB 3.0インタフェースはオプションだ

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