RightMark Multi-Thread Memory Test 1.1(グラフ12~13)

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RMMAは次回送りとさせていただくが、RMMTの結果だけちょっと先にご紹介。先ほども示したように、FX-8150ではメモリコントローラの性能がずいぶん改善されたようで、それはRMMTでも明確に示された。グラフ12がRead、グラフ13がWriteの結果であるが、DDR3-1600×2で理論上25.6GB/secの帯域に対し、Readで22GB/sec弱、Writeでも8.5GB/secの帯域が出るようになっており、これはトータルでのシステム性能の改善に繋がるだろう。ただ仔細に見ると、Core i5/i7は2Threadあたりでほぼ帯域のピークとなり、あとはむしろオーバーヘッドが増える関係で緩やかに帯域が増えてゆくのに対し、FX-8150では8Threadがピークで、逆に1Threadあたりの性能は非常に低いことが見て取れる。このあたりが、Bulldozerアーキテクチャの大きな特徴の一つであろうと考えられる。