高負荷時には注意が必要

今回、VAIO Zで数種類のベンチマークを計測したが、あることに気づいた。ベンチマーク計測中に机上のVAIO Zのディスプレイを半分ぐらい閉じておいたところ、非常に熱を帯びたのである。VAIO Zは液晶を大きく開くことでディスプレイの一部が「脚」となり、キーボードに傾斜を与えるとともに底部に空間を生む。この空間からCPU冷却ファンへの吸気を行うので、ディスプレイをある程度閉じると冷却効率が低下してしまうのだ。もしVAIO Zで高い負荷がかかる処理を行う場合、ディスプレイは大きく広げ、底部の空間を確保しておきたい。

ディスプレイを開くことで天板の一部が「脚」になる設計。タイピングしやすいようにキーボード面に傾斜を設けるほか、底面にある吸気口がエアを吸い込みやすくしている

CPUの冷却ファンは2基用意され、それぞれに吸気口が用意される。六角形をモチーフにしたデザインがスタイリッシュだ。吸気口のデザインにもこだわっているのがわかる

さて、店頭販売モデルでも十分なパフォーマンスを誇るVAIO Zだが、カスタマイズ次第でさらに性能がアップする。ソニーによると、VAIOオーナーメードで購入される方は高額な構成でオーダーする傾向が強いというが、それもうなずける。ぜひ、カスタマイズで最強VAIO Zをオーダーしてみてはいかがだろうか。