アップルは16日付けで、OS X Lionの初のアップデートとなるバージョン10.7.1を公開した。通常のデスクトップシステム用/サーバシステム用に加え、Lionと同時に発売されたMacBook Air(2011)/Mac Mini(2011)用のアップデートも用意されている。

公開されたアップデートは4つ。通常のアップデートが「OS X Lion 10.7.1 - アップデート (デスクトップシステム用)」「OS X Lion 10.7.1 - アップデート (サーバシステム用)」の2つで、Webサイトからダウンロードする場合のファイルサイズはデスクトップシステム用が79.29MB、サーバシステム用が88.26MB。このアップデートにより一般的な問題が修正され、安定性と互換性が向上するという。主な修正点として挙げられているのは共通で以下のとおり。

  • Safariでビデオ再生中にシステムが応答しなくなる問題を修正
  • HDMI/光デジタルオーディオの出力の使用時にシステムオーディオが作動しなくなる問題を修正
  • Wi-Fi接続の信頼性向上
  • Lionが実行されている新しいMacにデータ・設定・アプリケーションを転送できない問題を修正

OS X LionがプレインストールされたMacBook Air(2011)/Mac mini(2011)用のアップデートが、「OS X Lion 10.7.1 - MacBook Air/Mac mini 2011 - アップデート (デスクトップシステム用)」「OS X Lion 10.7.1 - Mac mini 2011 - アップデート (サーバシステム用)」の2つで、Webサイトからダウンロードする場合のファイルサイズはデスクトップシステム用が68.86MB、サーバシステム用が78.11MB。通常のアップデートの修正点に加え、以下のような修正が行われている。

  • MacSafeアダプタ接続中にMacBook Airが起動する問題を修正
  • MacBook Airで断続的にディスプレイがちらつく問題を修正
  • SDおよびSDHCメディア使用時にMac miniのSDカードスロットの動作速度が遅くなる問題を修正

今回のアップデートは、OS X Lionを使用中のすべてのユーザーに推奨とされている。