パナソニックは13日、デジタル一眼カメラ「LUMIX(ルミックス) DMC-G3」を7月8日に発売すると発表した。ボディのみの「DMC-G3」、標準ズームレンズ付属の「DMC-G3K」、標準ズームと望遠ズームレンズ付属の「DMC-G3W」が用意され、いずれも価格はオープン。推定市場価格や付属レンズの詳細は下記の表を参照。

「DMC-G3」標準ズームレンズ装着時。カラーは、左からシェルホワイト、センシュアルブラウン、エスプリブラック

同製品は、シャッターユニット、イメージセンサー、ダストリダクションシステムなどを搭載するマウントBOXの新開発によって、ファインダー搭載レンズ交換式デジタルカメラでは最小・最軽量クラスという約336gの小型ボディを実現した、マイクロフォーサーズシステム規格準拠のデジタル一眼カメラ。

撮像素子には有効約1,600万画素のLive MOSセンサー、画像処理エンジンにヴィーナスエンジンFHDを搭載し、高精細でノイズの少ない高画質を実現。ファインダーの視野率は100%で、倍率は35mm換算で0.7倍、高精細144万ドット相当となっており、カラーブレイキングの低減も行われている。モニターは画質調整や被写体の選択などが行えるタッチパネルを採用し、左180度、上下270度に動かせる可動式となっている。

「DMC-G3」の上部

「DMC-G3」の背面

AF機能は、キットレンズの14-42mmズームレンズ装着で約0.18秒、別売の14-140mmズームレンズでは約0.1秒という高速なAF速度を実現。1点AFより小さな点で繊細なピント合わせが行える高精度ピンポイントAFや、「タッチでフォーカス」や「タッチでシャッター」のタッチ有効範囲を全画面域に拡大した「フルエリアタッチフォーカシング」、タッチした箇所を別ウインドウで拡大し、細かいピント合わせを行いながら画面全体を使用してのフレーミング調整も可能となっている。

動画撮影機能では、フルハイビジョン動画撮影や、動画撮影中に自動でピント合わせを行うフルタイムAF機能を搭載。タッチ操作によるピント送りや自動追尾する被写体の選択も可能。また、動画撮影中の静止画撮影にも対応する。

記録メディアはSD / SDHC / SDXCカードに対応。突起物を除く本体サイズは115.2(W)mm×83.6(H)mm×46.7(D)mm。

品番 付属レンズ 推定市場価格
DMC-G3 ボディのみ 7万円前後
DMC-G3K LUMIX G VARIO 14-42mm /F3.5-5.6 ASPH./ MEGA O.I.S.(標準ズームレンズ) 8万円前後
DMC-G3W LUMIX G VARIO 14-42mm /F3.5-5.6 ASPH./ MEGA O.I.S.(標準ズームレンズ)
LUMIX G VARIO 45-200mm /F4.0-5.6 MEGA O.I.S.(望遠ズームレンズ)
11万円前後