ユーザーインタフェースは、独自UI「HTC Sense」を採用。画面下部に大きく「電話」が配置され、その左右にアプリ一覧のドロワーを引き出すアイコンと、ホーム画面にウィジェットやショートカットなどを追加する「+」アイコンが表示される。直感的に使えるメニュー構成となっており、視認性も良い。

ホーム画面。HTC特有の時計ウィジェットや独自アイコンが使われている

ホーム画面は最大7ページで、中心のホーム画面を表示している状態でホームボタンを押すか、ホーム画面上で2本指を使ったピンチイン操作をするとページ選択画面になる

なおユーザーインタフェースのデザインは変更可能。メニューボタンから「シーン」を選択すると、「ビジネス」や「オフタイム」など合計6種類のデザインが用意されている。これらは、それぞれのテーマに沿ったウィジェットや壁紙が配置されたもので、利用シーンに合わせて選択可能だ。自身の好みのデザインにカスタムしたものを設定として保存しておくこともできる。

合計6種類のUIデザインがプリセットされている。好みのデザインを保存しておくことも可能

「ビジネス」を選択してみた。世界時計やタスク通知などのウィジェットが並ぶ

ちなみにデフォルトのテーマは「HTC」。大きなデジタル時計のウィジェットが特徴のデザインが特徴だ。

ウィジェットは、天気予報やアドレス帳のお気に入り、カレンダーなどといった標準的なものに加え、SNSの情報を一覧表示する「Friend Stream」、撮影画像を表示する「Footprints」といった独自のものも用意されている。

ウィジェットの例。これはスケジュールウィジェット

こちらはFriend Stream

ほかにもデフォルトでさまざまなウィジェットが用意されている

Friend Streamは、TwitterやFacebookのSNSの情報とFlickrの画像を一覧表示するウィジェット(アプリ)で、Twitter専用アプリ「HTC Peep for twittering」と連携する。

Friend Streamアプリの画面

Twitter、Facebook、Flickrのアカウントが登録可能

Facebookのリンクや画像の表示もできる

HTC Peep for twitteringは、Friend Streamと同じUIでTwitterの確認、投稿などができる

Footprintsは、撮影した画像にさまざまな情報を付与して管理できるウィジェット(アプリ)だ。起動して「新規footprint」を選択するとカメラが立ち上がり、同時にバックグラウンドでGPSが現在地を取得する。撮影した画像には、GPS情報から現在地の名称が記録され、詳細画面ではその場所の評価、分類、住所、位置情報、Googleマップの地図が自動入力される。さらに、電話番号やWebサイトの情報を自分で入力したり、音声メモを登録することも可能だ。

画像にさまざまな情報を付加して管理できるFootprints

基本的には撮影するだけ。自動的にGPSから現在地の住所などを取得して記録してくれる

登録された情報

音声メモの登録もできる

地図で場所の確認も可能

KML形式でエクスポートも可能なので、PC上でGoogle Earthなどに取り込んで確認もできる

このほか、au独自のソーシャルアドレス帳アプリ「jibe」も搭載。カメラ横にあるLEDライトを使った「フラッシュライト」、FMラジオといったアプリも利用できる。

ツインLEDによるライトはなかなか明るい