本体の液晶は高解像度で見栄えも良く、画面は見やすい。液晶の色数が65,000色というのは少し残念な部分だ。発色は、派手さはなく、実際の色よりもやや青みがかって見える。視野角は、斜めから見ると少し色が薄くなる傾向はあるが、ほぼ真横から見てもその傾向は変わらない。表示内容を読み取る分には特に問題はないだろう。

iPhone 4と比較したところ。色味としてはややブルーが強い。iPhone 4の方が正確な発色、という印象

斜めから見る色が薄くなるが、どちらかというとこちらの方が正確な色に近い感じもする。ほぼ真横から見ても、だいたいこのぐらいの色では見えるので、視野角は広い

フォントは見やすい「モリサワ 新ゴR」に加え、明朝体では「LC明朝」、丸文字の「SHクリスタルタッチ」、標準的な「Droid Sans」の4種類から選択できる。

フォントは4種類から選択できる

タッチパネルの反応は上々で、スムーズかつなめらかに反応する。画面スクロールのために上下にフリックをする際に、フリックとタッチとを誤反応してしまうことがあったが、これが試作機で調整がすんでいないからかどうかは分からない。ただ、それを除けばタッチでのキーボード入力でも誤操作は少なかった。

静電容量式のタッチパネルだが、タッチパネルの補正機能も備えている

本体側面には、右側に電源ボタン、ボリュームボタン、シャッターボタンが、左側面にはUSB端子が設置されている。上部にはワンセグアンテナとイヤホン端子、下部にはストラップホールが並ぶ。画面オンの状態ではボリュームボタンで着信音量が上下し、着信音量がゼロになる段階ではまずマナーモードになり、さらにもう一度音量を下げるとドライブモード、さらに音量を下げるとサイレントマナーモードになる。一般的な携帯でよく使われるマナーモードがそろっていて、音量ボタンだけで設定できるのは便利だ。

Android端末では、画面上部の通知領域にタッチしてそのまま指を下にスライドさせると各種機能を呼び出せる。IS03では、通知領域をタッチするだけでもこの画面が表示される。バッテリや電波強度のチェックに加え、マナーモードの設定も可能。マナーモードは日本らしい3種類から選択できる