ウィルコムとプラクテックスは13日、慶應義塾大学、国際医学情報センターが共同開発したウィルコムのスマートフォンと様々な健康機器を接続できる汎用的なソフトウェア開発キット(SDK)の提供を開始したと発表した。

本製品は、体重計や血圧計などの健康管理機器で得られる情報が、ウィルコムのスマートフォンを介して一括管理、活用できるもの。USBやBluetoothに対応した健康管理機器とスマートフォンを接続し、健康管理に関する情報をスマートフォン経由でデータベースに一括管理することが容易になる。

また、ソフトウェアのユーザインターフェイスは独自で開発できるため、自由度の高いソフトウェア設計も可能。ユーザーはSDKを活用することで、アプリケーションソフトやサービスの開発が容易になる。ミドルウェアの個別開発を行う必要がないので、開発コストが削減できる利点もある。

SDKにはA&Dメディカルおよびオムロンヘルスケア製の機器を利用可能とするためのデバイスドライバも含まれており、ドライバ単体で利用することも可能。同社では本製品の利用により、ヘルスケアに関するモバイル通信を活用した新しいサービスの普及も期待できるとしている。