詳しい情報は必要なくて、ファイル名や子ディレクトリ名だけわかればよい、という場合は

> Get-ChildItem -name

というように「-name」パラメータを指定します(図22)。これもスイッチ・パラメータですので、引数は取りません。

図22 カレント・ディレクトリにあるアイテムの名前だけを表示したところ

特定のアイテムのみ表示したい場合があれば、逆に表示したくない場合もあるでしょう。

> Get-ChildItem "My Documents\*.txt" -exclude B*

上のように「-exclude」パラメータ(exclude:除外する)で除きたいアイテムを指定することができます(図23)。

図23 「~.txt」のうち「Bで始まるファイル名」を除いて表示したところ

> Get-ChildItem -recurse

上のように「-recurse」パラメータ(recursive:反復的な)を指定すると、パスで指定したディレクトリ以下のすべてのディレクトリの内容を連続で表示します(図24)。これもスイッチ・パラメータですので、引数は取りません。

図24 カレント・ディレクトリ以下のすべてのディレクトリ内容を表示したところ

「-recurse」パラメータを使うと表示が膨大になってしまうことがあります。

> Get-ChildItem -recurse -include *.txt

上のように「-recurse」パラメータに「-include」パラメータ(include:含む)を組み合わせると表示を絞ることができます。「-include」パラメータは「-exclude」パラメータの逆で指定したファイルのみを表示します(図25)。

図25 カレント・ディレクトリ以下のすべてのディレクトリ内容のうち、「~.txt」のみをを表示したところ