基本スペックが充実した万人向けのケータイ

ここまで、ソーラー充電機能、防水機能について触れた。ここからはSH002の基本性能を紹介する。

メインディスプレイは3.0型フルワイドVGA(480×854ドット) NewモバイルASV液晶を搭載。太陽光の反射を防ぐリフレクトバリアコート、見やすいアウトラインフォントを備えている。

メインメニュー。3.0型と大きく、解像度も高いので見やすい液晶

本体デザインは折りたたみ型で、2軸ヒンジを採用しており、液晶部を回転させて折りたたむことができる。加速度センサーを搭載しているため、本体の向きを検知して、メニュー画面やワンセグ、PCサイトビューアー、LISMO Videoといった画面で自動的に縦横表示を切り替えてくれる。

液晶を回転させて折りたたむことができる。それと同時にカメラやワンセグなどを起動させることができる

本体を折りたたんで横にすると、メニュー画面も横になる。特にAV系メニューが優先的に表示される

液晶を回転させて折りたたむと、カメラなどのアプリを自動起動させることも可能だ。カメラに関しては、有効画素数520万画素のCMOSセンサーを搭載し、35mm判換算時で29mmの広角レンズを採用している。一般的なケータイカメラに比べて広角なレンズを搭載しているため、広々とした風景を撮影したり、室内で大人数を撮影したりする場合に便利だ。

このほか、AF、最大5人までの顔検出機能、上下左右・前後の手ブレに対応した6軸手ブレ補正、被写体の動きを認識してシャッタースピードを上げる被写体ブレ補正など、最近の基本的なカメラ機能はすべて備えている。

カメラは背面。モバイルライトも搭載する

エンターテインメント機能としてはワンセグ、LISMOに対応。ワンセグでは、「SVエンジン+」を搭載して映像の高画質化が図られており、「なめらかモード」では15fpsのワンセグ映像を倍速表示して、よりなめらかに表示できる。ダビング10にも対応するので、本体に録画した映像を9回までメモリカードにコピーできる(10回目はムーブ)。

ワンセグ視聴中は、本体を傾けるだけで縦横表示が変わる

加速度センサーを搭載しているので、本体を横に倒せば自動的に全画面表示になり、縦にするとデータ放送も表示可能。本体を折りたたんでおけば携帯テレビのように利用できる。LISMO VideoやLISMO Music、au BOXにも対応しており、320kbpsに高音質化したEZ「着うたフルプラス」もサポートする。

本体側面。テレビ視聴中は音量変更や録画ボタンとしても動作する