オフィシャルサイトには、簡単なチュートリアルや命令の解説があり、これを参考にしながらサンプルを見るとよいだろう(図14)。ExamplesにあるDefaults.esが比較的シンプルなソースコードになっているのでこれを見てみよう(図15)。

図14 オフィシャルサイトにはチュートリアルや命令などの解説も用意されている

図15 Default.esでは短い基本的なコードを学習できる

Defaults.es

/*
    A simple demonstration of Structure Synth.
*/

set maxdepth 400
R1
R2

rule R1 {
  { x 1 rz 6 ry 6 s 0.99 } R1
  { s 2 } sphere
}

rule R2 {
  { x -1 rz 6 ry 6 s 0.99 } R2
  { s 2 } sphere
}

set maxdepthではプロセスの上限を設定する。ここで設定したプロセスまでの描画をプレビューでは表示する。試しにサンプルの数値を20に、すなわちset maxdepth 20にすると図のようなプレビューになる(図16)。

図16 set maxdepthの値を20にすると図のように

次のR1とR2は、それより下に記述してあるrule R1とrule R2を呼び出す。試しにR1を消してR2のみのコードで実行すると図のようになる(図17)。R2だけが実行される。

図17 R1を消してR2だけにすると、R2のみが実行。対象軸の片方だけが描画されているのがわかる

/*
    A simple demonstration of Structure Synth.
*/

set maxdepth 20

R2

rule R1 {
  { x 1 rz 6 ry 6 s 0.99 } R1
  { s 2 } sphere
}

rule R2 {
  { x -1 rz 6 ry 6 s 0.99 } R2
  { s 2 } sphere
}