アスクは12日、NVIDIA IONプラットフォームのZOTAC製Mini-ITXマザーボード「ZOTAC IONITX」シリーズ4モデルを発表した。発売開始は5月下旬。すべて価格はオープンだが、Atom N230を搭載する最廉価モデルの店頭予想価格は19,980円。

最上位の「M959」。Atom N330モデルには無線LANモジュールも

搭載するAtom、電源供給方式の違いで4モデルをラインナップ。上位モデルから順に、1.6GHzデュアルコアのAtom N330搭載/ACアダプタ(90W)利用の「MB959」(店頭予想価格31,500円)、Atom N330搭載/ATX20ピン利用の「MB965」(同29,800円)、1.6GHzシングルコアのAtom N230搭載/ACアダプタ(90W)利用の「MB960」(同22,980円)、Atom N230搭載/ATX20ピン利用の「MB966」(同19,980円)。

上記のうち、Atom N330搭載の2モデルは、802.11n対応の無線LANモジュールも搭載している。

最廉価モデルの「M966」。電源供給はATX20ピンで、mini PCIeスロットは空き×1

「M960」と「ZOTAC IONITX」シリーズの製品パッケージのイメージ

その他の主な仕様は各モデル共通で、フォームファクタはMini-ITX、メモリスロットはDDR2 800×2(最大4GB)、拡張スロットはmini PCIe×1(無線LANモデルは空き無し)。映像出力端子はHDMI/DVI/D-Sub各×1。ストレージポートはSATA×3(RAID 0/1/0+1)、eSATA×1。ほかGigabitEthernet、USB 2.0×6など。なお、GPUコアクロックは450MHz、シェーダクロックは1,100MHz。

NVIDIA IONは、Intel Atomプロセッサと NVIDIA GeForce 9400M Gチップセットを組み合わせた小型プラットフォーム。DirectX 10世代の3Dグラフィックス機能や、ビデオ再生支援機能を実現するなど、小型ながら比較的強力な性能が特徴となっている。