NVIDIAと日本エイサーは21日、NVIDIAの小型プラットフォーム「ION」について、都内で共同の記者説明会を開催した。日本エイサーのIONプラットフォーム採用Nettop(ネットトップ)「Aspire Revo」の気になる国内向け展開についても言及がされている。

会場に展示されていた「NVIDIA IONプラットフォーム」のリファレンスPC(左)と、日本エイサーの「Aspire Revo」

NVIDIAの日本代表 兼 米国本社ヴァイスプレジデント 細井洋一氏。IONを「パーソナルコンピュータのターニングポイントになる」とアピール

「Aspire Revo」だけでなく、各社から様々な形態のPCとして、「IONプラットフォーム」を採用する製品が少なくとも40種類以上予定されていることも発表された

IONプラットフォームは、高水準なグラフィックス機能を統合した1チップ構成のチップセット「NVIDIA GeForce 9400M G」に、「Intel Atom」プロセッサを組み合わせたもの。小型で低価格を実現可能としながら、従来のAtomプラットフォームを超える性能獲得を狙いっている。フルサイズノート、ミニノート、省スペースデスクトップ、オールインワンなどのPCへの採用が見込まれている。

リファレンスPCにも搭載されていた「IONプラットフォーム」のPico-ITXボード。非常に小さなシステムであることがわかる

NVIDIA アジアパシフィック地域 シニア・テクニカル・マーケティング・マネージャーのJeff Yen氏が「ION」を解説。CPUとGPUがそれぞれに適した処理を共同で行えるのがIONのポイントだという。CPUだけだと20分かかるHD映像のトランスコーディングを、GPUも使って2分で完了させるというライブデモを披露し、その性能を実証していた

そのIONプラットフォームを採用する初の製品として、今月8日に、Acer本社がグローバル市場向けに製品発表したのが「Aspire Revo」である。体積わずか1リットルという小型サイズを実現しているだけでなく、GeForce 9400M Gによる高いグラフィックス性能ならびにCUDA利用によるコンピューティング性能の強化、HDMIなどの映像出力端子の標準装備など、単なる小型PCの枠を超えた機能を秘めている。

マイクロソフトのコンシューマー&オンライン事業部の担当者もゲストスピーカーとして登場。「ION」の登場が新しいPC活用の広がりを促すと期待を寄せていた

これまで、Aspire Revoの日本市場への展開は多くが語られてこなかったが、今回、日本エイサーの事業支援本部 マーケティング部 マーケティングコミュニケーション課 マネージャの瀬戸和信氏より、「日本向けの製品仕様や、登場時期などはもう少しお待ちいただきたい。後日改めて紹介をする」という、ひとまず国内向けの発表自体は確定であることを伺わせる説明を聞くことができた。同製品は低価格も特徴だが、「非常に安価」(同氏)であることも明言されている。

日本エイサーの事業支援本部 マーケティング部 マーケティングコミュニケーション課 マネージャの瀬戸和信氏。「Aspire Revo」の日本国内への投入は近日中であることが説明された

日本エイサーが考える日本国内市場における「Aspire Revo」の位置付けは、「Aspire Oneに次ぐキラープロダクト」。映像編集など、これまでユーザーがコストなどを理由に躊躇していた、"PCを使って挑戦したいこと"の実現へのハードルを下げる製品だとされる

性能、デザインともリビングPCにもピッタリ、ということで、リビングのセットを用意しての製品展示も。ちなみに「Aspire Revo」のエクスペリエンス・インデックスのスコアはご覧の通り

こちらは外付けブルーレイドライブを接続してHD動画を再生中のデモ機。引っかかりもなくスムーズにブルーレイ映像の再生ができていた