NTTドコモは5日、FOMA携帯電話の新製品「F-01A」(富士通製)を発表した。タッチパネルを利用した直感的操作と防水機能を両立したハイスペック携帯である。11月19日発売開始予定。
F-01Aは、FOMA 90Xiシリーズのコンセプトを継承する「PRIME series」にラインナップされた端末の1つで、「F906i」の後継に相当する。いわゆる「全部入り」のハイスペックモデルであり、水回りでも安心して使えるIPX5・IPX7相当の防水性能を搭載。防水構造を採用するにあたり、F903i以来、富士通製の90Xiシリーズで続いていた、液晶画面が左右方向に倒れる「ヨコモーション」形状から、F706iと同様の回転2軸ヒンジ構造の折りたたみ形状に変更された。
正面。鏡面状になっている部分にサブディスプレイが配置されている。写真は、メインカラーとなるシャンパン |
背面。FeliCa/外側カメラ(約500万画素)/指紋センサ/スピーカー(モノラル)が並んでいる。指紋センサは防水のため、水分を通さない素材でカバーされている |
メインディスプレイには、タッチパネル操作に対応した3.2インチフルワイドVGA(480×854ドット)液晶を採用。液晶面を反転させるとタッチ操作が可能な横画面専用メニューが現れ、ワンセグやフルブラウザなど横画面対応の機能を利用することができる。
カメラは、有効画素数約520万画素のCMOSセンサを採用している。顔検出オートフォーカスや、タッチパネルによる「ダイレクトタッチオートフォーカス」も利用できる。
F906iで好評だった「クイック検索ウィンドウ」やモーションセンサーを活用した「万歩計」機能なども引き続き搭載されている。クイック検索ウィンドウでは、待望のメール本文検索に対応した。また同モデルでは、新たにBluetoothを搭載。ワイヤレスヘッドセットを利用したり、Bluetooth対応パソコンからのダイヤルアップモデムとして利用したりできる。
「クイック検索ウィンドウ」はついにメール本文検索にも対応 |
富士通製端末としてはF900iT以来となるBluetoothを搭載。対応プロファイルは、HFP(ハンズフリー)、HSP(ヘッドセット)、A2DP(高品質オーディオ)、AVRCP(動画・音楽のリモートコントロール)、DUN(ダイアルアップ)、OPP(電話帳データ交換) |
ドコモの新サービスは、iウィジェット、iコンシェル、iアプリオンラインの全てに対応している。通信面では、FOMAハイスピード(下り最大7.2Mbps)、国際ローミングサービス「WORLD WING(3G+GSM)」をサポートする。
(井上翔/K-MAX)
型番 | F-01A |
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寸法 | 約111×50×17.5mm(最厚部約19.4mm) |
質量 | 約142g |
3G連続待受時間(静止時[自動]) | 約620時間 |
GSM連続待受時間(静止時[自動]) | 約310時間 |
連続通話時間 | 約230分(3G)/約220分(GSM) |
連続テレビ電話時間 | 約100分 |
メインディスプレイ | 約3.2インチフルワイドVGA(480×864ドット)TFT液晶(16,777,216色) |
サブディスプレイ | 約1.4インチ174×64ドット)有機EL(1色) |
外側カメラ機能 | 有効画素数約500万CMOSカメラ(顔検出オートフォーカス対応) |
内側カメラ機能 | - |
外部メモリ | microSDHCカード(最大8GB) |
色 | シャンパン/ブラック/ローズ/シアン |