東芝ブースでは、18日に発表された液晶テレビ「REGZA」とDVDレコーダー「VARDIA」の新ラインナップと、超解像度技術「レゾリューションプラス」や「XDE」のデモ、次世代テレビなどが展示されている。

発表されたばかりの「REGZA」と「VARDIA」

REGZAの新ラインナップは、「レゾリューションプラス」を搭載した新映像エンジン「メタブレイン・プレミアム」を最大の特徴としている。レゾリューションプラスは、スケーリングに一種のフィードバックによる補正を加えるというもの。単に高解像度化するというだけでなく、オリジナルに近いテクスチャーの再構成が可能となる。同ブースでは、効果の高さが確認できるデモが行われている。

また、VARDIAシリーズのレコーダーとDVDプレーヤー「SD-XDE1」に搭載されるXDEは、アップスケールした映像からエッジとノイズを抽出して、三次元DNRによるノイズ除去、エッジエンハンス、ディティールエンハンスを加えるというもの。すべての解像度で、効果があるとされている。こちらも、効果を示すデモが行われている。

また、次世代のテレビとして、「Cell TV」と「立て掛けREGZA」を参考出品。Cell TVは次世代の映像エンジンのコアとして、Cellを使用することで、高画質化やネットワークなどの面での処理能力をアップさせるというもの。また、立て掛けREGZAは、壁の強度が不足して壁掛けテレビにできない環境でも使用できるという設置方法を提案している。設置面積は、デスクトップスタンドに比べて、30%程度減少するという。

また、低消費電力な液晶テレビも参考出品。こちらは、パネルに効率の高いシートを入れることで、バックライトの輝度を落としても同じ明るさを得られるようにするというもの。30%程度の省電力化が見込めるということだが、シートのコストが高く、まだ、製品という段階にはなっていないらしい。なお、この低消費電力技術は、将来的に、低消費電力モデルとして発売するのではなく、REGZAシリーズへの搭載を目指しているとのことだ。

超解像技術「レゾリューションプラス」の効果。オンにすると、芝生などの細かい部分が、よりリアルに再現される

低解像度の映像をハイビジョン映像並みに拡張する「XDE」

Cell搭載テレビを参考出品

「立て掛けREGZA」。設置面積は少なくてすむとのこと

低消費化技術のデモ