19型ワイド/16型ワイド液晶搭載の地デジ搭載一体型PC「VALUESTAR N」

日本電気は2日、個人向けデスクトップPC「VALUESTAR」の2008年秋冬モデルとして、コンパクトな一体型PC「VALUESTAR N」シリーズを発表した。

今回発表されたのは、19型ワイドWXGA+(1,440×900)スーパーシャインビューEX液晶を搭載した地デジ搭載モデル「VN770」、地デジ非搭載モデル「VN750」。また、16型ワイドWXGA(1,366×768)スーパーシャインビューEX2液晶を搭載した地デジ搭載モデル「VN570」と、地デジ非搭載モデル「VN500」となっている。それぞれピュアホワイトとファインブラックの2色のカラーバリエーションが用意されている。

予想実売価格はVN770が23万円、VN750が19万5,000円。VN570が19万円、VN500が17万円。発売は、VN770とVN750が9月中旬、VN570とVN500は9月上旬が予定されている。

新デザインを採用したVALUESTAR Nは、液晶サイズが17型ワイドと15.4型ワイドだった前モデルと比較して、それぞれ19型ワイドと16型ワイドと大型化が図られたのが特徴だ。また、地上デジタル/地上アナログテレビチューナー搭載モデルでは、これまで地上アナログ放送でしか利用できなかった「簡易編集」機能が地上デジタル放送に対応したほか、新たにダビング10に対応した。録画中の番組も録画済み番組のようにリスト化して再生できる「追っかけ再生機能」や、DVD書込中やモード変換中の動作をスクリーン表示する機能などが用意され、操作性が向上している。なお、ビットレートを落とすことでハイビジョン解像度を保ったまま、約2倍の時間録画できる「デジタル長時間モード」も従来通り提供されている。

WinDVDやWindows Media Centerなどのマルチメディアアプリケーションにおいて、映像コンテンツ視聴時の輝度を最適化する「輝度設定ツール」や液晶周辺にあるLEDを自動的に消灯する「LED消灯の設定」も利用できるようになった。

19型ワイド液晶搭載の「VN770」「VN750」

VN770の仕様は、CPUがCore 2 Duo E7200(2.53GHz)、チップセットがNVIDIA GeForce 9300、メモリが2GB PC2-6400 DDR2 SDRAM(1GB×2、最大4GB)。グラフィックス機能はチップセット内蔵のものを利用する。ストレージは500GB容量の7,200回転SATA HDD、光学ドライブはスロットインタイプの2層書込対応DVDスーパーマルチドライブ。その他の機能は、地上デジタル/地上アナログテレビチューナー、IEEE802.11a/b/g/n draft対応無線LAN、ギガビットLAN、IEEE1394、トリプルメモリースロット、MaxxAudio搭載内蔵ステレオスピーカー(3W+3W)など。Windows Vista Home PremiumとMicrosoft Office Personal 2007がプリインストールされている。

VN750は、メモリが2GB PC2-6400 DDR2 SDRAM(2GB×1、最大4GB)、HDD容量が320GBとなるほか、地上デジタル/地上アナログテレビチューナーが省略されている。

いずれも本体サイズは465(W)×195(D)×374(D)mm(ディスプレイ最小傾斜時)、重量は約9.6kg(VN770)、9.2kg(VN750)。

16型ワイド液晶搭載の「VN570」「VN500」

VN570の仕様は、CPUがAMD Athlon X2 QL-60(1.90GHz)、チップセットがNVIDIA GeForce 9100M G、メモリが2GB PC2-5300 DDR2 SDRAM(2GB×1、最大4GB)。グラフィックス機能はチップセット内蔵のものを利用する。ストレージは250GB容量の5,400回転SATA HDD、光学ドライブはスロットインタイプの2層書込対応DVDスーパーマルチドライブ。その他の機能は、地上デジタル/地上アナログテレビチューナー、IEEE802.11a/b/g/n draft対応無線LAN、ギガビットLAN、トリプルメモリースロットなど。Windows Vista Home PremiumとMicrosoft Office Personal 2007がプリインストールされている。

VN500は、VN570から地上デジタル/地上アナログテレビチューナーのみが省略されている。

いずれも本体サイズは436(W)×149(D)×350(H)mm(ディスプレイ最小傾斜時)、重量は約4.2kg(VN570)、約4.1kg(VN500)。